年末に3冊の本を買いました。 東京、大阪、神戸の3つの都市について、 今と昔を対比させながら、実際に町並みを 歩いて、歴史の流れを体感した本です。 地元の神戸は、ほぼ幕末以降の神戸の港 と共に港町としての、この150年あまりの 歴史が基調になっています。それに対して 大阪は、大阪城築城以降の400年あまりの 大阪の町の歴史が綴られています。 . この2冊と同じ著者・原島広至さんの書いた 東京と横浜の今昔散歩のシリーズがあるの ですが、東京については、江戸期に絞った 山本博文さんの「江戸散歩」を購入しました。 地元の神戸と共に京都や奈良の歴史的な 名所を訪れることに比べると、大阪の町は、 キタの梅田やミナミの難波・心斎橋周辺に 行くことは多くても、それ以外の街並みを 訪れることは少ないです。落語を聴くのが好き ですが、高津さん(高津宮)や生玉さん(生國魂 神社)、下寺町、玉造、船場の古い町並みを 訪ねたことがありません。また地元の神戸 でも、この本を巡ると、意外な歴史を持った 町角も多く、今年は、この本を参考にして 神戸と大阪の、今まで知らなかった歴史を 訪ねて、いろいろな街角を歩きたいと思って います。また昨年は、久し振りに東京の街を 足早に巡りましたが、江戸の町の面影を 追って、再びじっくりと東京の街も散策したいと 考えています。 . * 昨年は、正月元旦にブログのアップだけで、 その他のサイトの更新も停まっていましたので、 昨年・2011年(平成23年) 1年間を振り返って・・・ * 2月11日 6年前には、1年間通った大学の嬉野キャンパスへ、 この日は朝から雪が降って、神戸市内も積雪があり ましたが、三木、小野、そして社に入ると、一面の . 雪景色でした。普段、神戸市内を電車で通勤して . いると、こんな風景を久し振りに目にすると、 . 物珍しく感じました。 . 2月26日 神戸の北・三田市出身のフラメンコ舞踊家・東仲一矩 さんの舞台が三田の響の音ホール(三田市総合文化 センター) であり、舞踊劇で愉しみました。 ビゼーの . 作曲したオペラ「カルメン」の元となったメリメの小説 . 「カルメン」を フラメンコの舞踊劇にしたものです。 . 3月2日 姫路工業高校への出張の折に、姫路城の周辺を 散策しました。姫路城の北西に流れる船場川沿い に「坊主町」という地名が残っていたり、城下町の 面影を残す町並みがありました。 . 3月23日 大学の神戸サテライトでの学位授与式が夜間に あり、共に学んだ方々に学位が授与されました。 1年間は社のキャンパスに通いましたが、その後は 神戸のサテライトだったので、共に学んだ方々や、 お世話になった先生も、サテライトでお世話に . なった期間の方が長かったです。 . 3月31日 春から秋にかけて、自宅のある神戸・垂水から、海辺を 大阪湾、明石海峡、そして播磨灘沿いに自転車で 走っています。この日、今シーズン初めての長距離の 慣らし走行でゆっくりと、まだ冷たい潮風を浴びました。 4月27日 時々、勤務校の最寄駅・JR神戸線の灘駅のひとつ 手前の駅・三宮で降りて、一駅分を30分ほど掛けて 歩いています。昔の西国街道(山陽道)が、まっすぐ に東に延びています。現在の国道2号線は、この南側 200メートルほどの昔の海岸線沿いを走っています。 6月30日 今年は、昨年買ったYASHICAの赤外線写真で、 夏の風景をいろいろ撮りました。赤外線が放射 される量が多いほど白く写るので、木々の葉っぱ が、特に幻想的です。神戸の街の北側に連なる 六甲山系の木々が赤外線を大量に放射して真っ白 でした。 . 7月21日 いつもは、勤務校に朝7時頃について、静かな 職員室で授業の準備や事務作業をしているの ですが、夏休み中は管理員さんの勤務の都合で 校舎の開門が8時となり、夏休み中は、自転車で 明石海峡沿いを走って、シャワーで汗を流して出勤 することが多かったです。明石・江井ヶ島海岸まで 往復30キロで、私のペースだと1時間半あまりです。 早朝でも、赤外線写真で撮ると、海辺は赤外線の 放射が多く、自宅に戻ると、汗まみれと筋肉痛…。 8月25日〜29日 宇都宮大学での学会発表の機会に、10年程 暮らしていた東京、千葉、埼玉を久し振りに 巡ってきました。品川で新幹線を降り、半年の間、 五反田の寮から品川の職場まで通って いた頃の記憶を探ろうとしましたが、品川の 南側は大きく変わって、かつての職場も、 巨大なビルになっていました。でも品川駅の 北側の風景はそのままで、通った道もその ままで、住んでいた寮も、そのままでした。 ソニー通りから五反田駅方面を眺めた 光景、何故か、この光景が記憶に残って いました。此処に住んでいたのは…もう、 遠い記憶の彼方です。 . 新卒として就職して、本社研修の後の配属先が 千葉の柏でした。この町に2年間住み、そして、 3年間働きました。その後も神戸に戻るまで 所縁のある町でした。JR常磐線の柏駅に 初めて降り立った記憶は、今でも鮮やかに 残っています。思い出のワンシーンです。 . 東武野田線の踏切です。この西側に会社の 寮があり、この踏切を渡って、通勤していま した。残業して遅くなった時に、この踏切で 過ぎゆく電車を眺めていた記憶も、何故か 鮮明に残っています。住んでいた寮は、もう ありませんでした。 . 会社の寮を出て住んでいた埼玉県三郷市に ある三郷団地。この棟の8階に住んでいました。 ここから千葉の柏に通い、その後は東京の池袋に 通い、そしてここから千葉ニュータウンまで通って いた時期もありました。その後、埼玉の川口で一年間 勤めた後に神戸に戻るまで、何度かの転職と失業を ここに住んでいた時に経験しました。 . 東京・池袋・・・3年間通った街です。 そして3年間務めた専門学校です。教壇に立つ ことになった、スタート・ラインの場所でもあります。 * 本来の目的地・宇都宮です。 宇都宮の駅に降り立つのは久し振りです。 宇都宮大がある峯町に住んでいた知人宅に 泊まらせていただいたこともあり、いただいたCD は今でも愛聴しています。学会では、興味深い 研究発表も多くありました。私自身の発表は、 質問に的確に答えられなかったことが悔やまれ ます。まだまだ勉強不足であることに気付か された機会となりました。準備不足もありました。 宇都宮のオリオン通り、新卒で入社して、柏に 配属となって、その後、矢板の工場での研修の折に、 宇都宮の街を訪れていましたので、ここを歩くのは 久し振りでした。忘れていた記憶が蘇ったような感覚・ オリオン通りの東武駅前近くで餃子を 食べました。いつから宇都宮が餃子の 町になったのか…、でもこの店は餃子の 町になる前から営業していたようです。 * 思い出深い街も足早に巡りました。 お茶の水…丸の内線を降りて、地上に出て目にした 光景、よく通った街です。そしてこの街で手術を受けた こともありました。ニコライ堂、古本屋、CDショップ… 神保町の古本屋を半日以上彷徨ったことも多かったです。 よく通った古本屋も、なんだかそのままの佇まいでした。 でも、よく通った喫茶店は、もう、なくなっていました。 . * 浅草も大好きな街で、よく訪れていました。下町の 雰囲気に惹かれて…、浅草演芸場も大好きな寄席 でしたが、今回は愉しむ時間がありませんでした。 六区では大道芸が盛んでした。以前は見掛けた記憶が ないのですが・・・。六区が華やかな感じがしました。 * 渋谷・・・東京に住むようになった頃は、よく訪れた 街です。ハチ公前、スクランブル交差点、道玄坂 センター街、公園通り・・・なんだかあまり変わって いないような気がしますが、渋谷公会堂は大きく 変わっていました。夏の陽射しが強く、原宿まで 歩く元気もなく、NHKの前でUターンしました。 * 新宿・・・あちこち行きたいと思いながら、歌舞伎町の コマ劇場がなくなっているのを目にして、新宿中央 公園や都庁、旧淀橋浄水場の辺りに行く時間があり ませんでした。西口のこの光景・・・何故か印象的です。 * 秋葉原・・・ここもよく通った街です。大きく変わった ように思っていましたが、でも今も電気の町でした。 高架下の電気の部品を売る店、なんだかそのままでした。 * 上野・・・アメ横や、広小路の寄席・鈴本、上野公園の 中の美術館や博物館。この街で寅さんの映画を見た ことも記憶に残っています。スクリーンに向かって 掛け声を掛けたり、寅さんが登場したら拍手をしたり・・。 聚楽とともに、その映画館もなくなっていました。 * 10月16日 勤務校の近くにある阪急電車の高架です。ちょうど ここが、神戸市の中央区と灘区の境となります。 神戸市が誕生した1889年(明治22年)から、今の 灘区が神戸市に編入する1929年(昭和4年) までの40年間は、ここが「神戸の東の端」でした。 今の私の通勤路です。 11月3日〜5日 名古屋での国際会議・ICTEでの発表のため 3年ぶりに名古屋の街を訪れました。 ポスター・セッションでの発表で、私のブースです。 課題研究での3次元CADにおける生徒のセンスの 時間的な推移の分析です。分析内容よりも、使った ソフトに関してや、動作環境の質問が多かったです。 ブースによっては、かなり踏み込んだ討議が なされていました。その場で実演するブースも ありました。私のブースは…かなり地味でした。 名古屋の街、久屋大通です、向こうに見えるのが 名古屋のテレビ塔です。鬱蒼とした大通りの杜は 大都市の繁華街の中とは思えない光景です。 大須の街です。名古屋名物の台湾ラーメンは 行列が出来て、残念ながら食べませんでした。 独特の雰囲気を持つ、大須の街を歩いて いると、名古屋に来た実感が湧きます。 帰路、伊勢に立ち寄りました。久し振りの 伊勢神宮です。五十鈴川に架かる宇治橋 内宮の正宮前、次に伊勢を訪れる時は遷宮後かも しれません。神社の杜の中の雰囲気に惹かれます。 おかげ横丁の前にある赤福本店です。 11月21日〜22日 同じゼミだった方が淡路で結婚式との ことで、淡路へ。神前の結婚式の後は、 洲本のヨットハーバー、サントピア・ マリーナのホテルでの披露宴でした。 新郎が沖縄出身で、最後は、新郎新婦 そして列席者全員が踊っていました。 翌朝、ゆったりと淡路一周のドライブをしました。 私のお気に入りの光景、南淡路の大園島を望む 刈藻からの光景です、久し振りに眺めました。 12月17日 私が住んでいる霞ヶ丘を、更に北側にある高台 星陵台方面から眺めた景色です。かなり急な 坂道です。坂道の向こうに見える円錐形の盛り土の ようなものが五色塚古墳の前方後円墳の 「円」の部分になります。その向こうには海、 大阪湾から明石架橋に向かう一隻の船が 見えます。 私が住んでいるのは、この坂の 下ですが、垂水駅からは、それなりに急な 坂を上り下りします。神戸は坂が多いです。 * 本年もよろしくお願いいたします。 |
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