総合芸術表現研究発表会
2009年2月8日(日) 13:20〜
兵庫県立美術館 アトリエ1
感覚をつないでひらく芸術教育を考える会
立春を過ぎた寒さ厳しい日曜の午後、県立美術館で開催された
総合芸術表現研究発表会に参加しました。これまでの幼・小中学校
の従来の芸術科目の意識や教育効果を、新たな視点から見直しす
目的から、音楽と美術の各領域を総合させた総合芸術プログラムを
作成し、研究授業を実施してきたその取り組みと、受講生の成果発表
の会でもあり、また「感覚をつないでひらく芸術教育を考える会」の
研究会をも兼ねた会でした。 .
五感を統合的に用いることによって、子どもたちが心豊かに感じ取ったり、また様々な方法で自己表現することの楽しさを味わうことができる芸術教育を考えていこうとしています。 「感覚をつないでひらく芸術教育を考える会」 |
会場の県立美術館は勤務校の近くHAT神戸に
あるのですが、中に入るのは久し振りです。 .
美術館の南には、港湾施設や倉庫が並んでいます。
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会場のアトリエは、展示棟の東のギャラリー棟にあります。
受付を済ませてアトリエに入ると・・・
リハーサルをしていました。
オープニングは、小学校の児童による”かさ踊り”でした。
〜地域文化を創造、発信するかさ踊りづくり〜
伝統的な工芸品を手本に和傘をリメークし、オリジナルの
踊りをつくることで、生活文化、伝統文化、地域文化に
含まれる価値を理解し、文化を継承・発展させる技術、技能
を習得するとともに、多様な文化を創造していくのがねらい。
巨大な竜、手作りの和太鼓・・・見応えがありました。
下の写真をクリックすると”かさ踊り”の動画が再生されます。
42seconds WMV : WindowsMediaVideo
最後に盛大な拍手が・・・
続いて、指導された先生からの報告がありました。
持続可能な総合表現活動を目指されておられるとのことでした。
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続いて研究発表
「音楽と造形の総合的な表現の可能性 .
ー『保育内容指導法(表現)』の授業における試み」
音楽と造形の共感覚と総合表現の発表でした。
図形楽譜を取り扱っておられました。
下の写真をクリックすると動画が再生されます。
38seconds WMV : WindowsMediaVideo
「総合的な芸術教育プログラム」
主に音楽・美術の各領域を統合させた新しい芸術表現の可能性、
その価値や教育効果についての検討に関する発表でした。
総合表現の方法 1 即興的な表現 2 再現的な表現 3 作品の配置や録音していた音・音楽の再生 |
このプログラムの成果として、受講生の成果発表が
最後にありました。 .
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ワークショップ
参加者が前に出て、各自にカードが渡されます。
中には図形楽譜が描かれており、渡されたカードには
同じ図形楽譜がペアになっており、それを当てるという
ものです。各自が用意された楽器を選んで、図形楽譜
に描かれているラインを演奏して、ペアになってカードを
見せ合います。・・・外れたら、残ってもう一度ペア探し。
皆さん、時間を掛けて真剣に楽器を選んでいました。
私は・・・、一度で当たりました。
再挑戦の方々です。
その後、前に貼られた図形楽譜を
指揮者のもとに合奏をしました。
下の写真をクリックするとワークショップの動画が再生されます。
39seconds WMV : WindowsMediaVideo
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「総合的な芸術教育プログラム」の成果発表です。
6つのパフォーマンスがありました。
最初はスタッフによる試演です。
下の写真をクリックすると動画が再生されます。
83seconds WMV : WindowsMediaVideo
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ZEALによる「テトラ・ブラシ」
下の写真をクリックすると「テトラ・ブラシ」の動画が再生されます。
91seconds WMV : WindowsMediaVideo
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ランダム・フリーダムによる「個性のfusion」
下の写真をクリックすると「個性のfusion」の動画が再生されます。
123seconds WMV : WindowsMediaVideo
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古人による「古響」
下の写真をクリックすると「古響」の動画が再生されます。
67seconds WMV : WindowsMediaVideo
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ネイチャーズによる「自然」
※暗くて、写真も少なく動画も撮れませんでした。
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彩による「夢」
下の写真をクリックすると「夢」の動画が再生されます。
49seconds WMV : WindowsMediaVideo
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最後に全体討議がありました。
2つの研究発表について、熱心な質疑応答が続きました。
真冬の日曜の午後のひととき、
時が経つのを忘れるぐらい・・・
外にでると夕闇が近づいていました。
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