「学び合い、高め合う授業づくり」
ー 聞く・考える・伝える力の育成をめざして ー



平成20年度研究発表会

(平成20年10月17日)


   
兵教大附中の研究発表会に行ってきました。
参加者は140名を超えていたそうです。

   
入り口には大きな木がありました。
神戸では土足の学校が多いですが、ここは履き替えます。

  
窓からの校内の風景。階段の踊り場には卒業作品が・・・


屋上には太陽光発電システムがあり、可視性も良かったです。



午前中は全体会の中で基調提案があり、
その後は1コマの公開授業がありました。


 
社会の授業ではヨーロッパ連合の成立を扱っていました。


 
国語の授業では「三草合戦」の場面を読みとっていました。


  
家庭科では、食事の計画を立てていました。


  


  
英語の授業では発音の練習、その後はグループ学習
扱っていたのは、シアトルでの出来事でした。


  
体育は、バレーボール。今日のテーマは「パス」だそうです。


  
美術は、コンピュータ室でアニメを作っていました。


  
音楽は、最初は生徒の好きな曲のCDを皆で聴いてその後は発声練習。

  
そして合唱に挑戦、指揮者もいます。

  
指揮者の生徒は、かなり緊張していました。


音楽室の後にはリズムの掲示と、その向こうには
指揮者の西本智実さんのポスターが・・・



2コマ目の授業は研究授業です。
社会と数学がありましたが、私は社会を選びました。

内容は、裁判員制度の導入を意識したもので
実際に課題を与えて、判決を考えさせていました。

 
図書室に隣接する教室で、仕切りを取っ払っていました。
生徒数よりも見学者が倍ぐらいいたように思います。

 
課題の設定をしっかりされていました。
そして裁判形式で、生徒が被告と検察に割り当てられ模擬裁判風に・・

  
それを聞いた後に生徒はしっかりノートをまとめていました。

 
机を移動して、グループ毎に話し合って判決と理由を
考える時間になりました。


  
見学者が各班を見て回っていました。
附属学校なので、こういう研究授業には慣れているようで、
たくさんに取り囲まれても、それほど緊張感はないようでした。

  
すぐに判決が決まった班もあれば、なかなか決まらない班も・・・

 
各班の判決と理由をホワイトボードに貼って先生からの説明。
ちなみに有罪が7班で、無罪が3班でした。

 
各班の判決や意見、先生の説明を受けて、最後に
生徒それぞれが個人の判決と理由をまとめさせていました。


ちょっと授業時間をオーバーして、最後のあいさつ



午後からは、研究授業を受けての授業研究会でした。


指導助言は、それぞれ違う大学から3人の先生。

・班で話し合いが出来ても全体では話し合いが出来なかった   .
・つぶやきを拾うには、どんなことをすればよいか・・・        .
・話し合いで判決を決めるのではなく、最初に判決あり、があった。.
・判決が証拠主義に拠らず、心情的に流されたように感じた。   .
・話し合いをしていたが「学び合い」になっていたか??       .
・教科として、この授業で「確かな学力」につながるものだったか?.

結構シビアな意見が多く、社会科の先生は、たくさん長くしゃべる
ので、70分の時間では足りないぐらいでした。面白かったです。

その後は全体会で、その中の講演は上越教育大の西川純先生
でした。8月に連合大学院の合宿集中講義で授業を受けた
先生です。「学び合いの西川」と呼ばれるだけあって迫力の
ある講演でした。学び合うということを考えさせられた講演でした。



朝、嬉野キャンパスに立ち寄りました。

 
秋の朝日を受けた郷土の森は、すがすがしかったです。

  
落ち葉の季節が、この郷土の森を訪れていました。

  
キャンパスの中で、一番お気に入りの場所です。


本部棟近くから北の言語棟を望む構図。

 
自然棟は改修中でした。廊下の天井も工事中です。


大学の各棟は、深夜から早朝は、この旋錠システムが
働いています。学生証や職員証で開錠します。
久し振りに利用しました。

  
帰り道の伊川谷・前開辺りではヒコバエの田んぼが青々していました。