課題研究中間報告会

               神戸高校 2009年11月9日(月)


 県立神戸高校の総合理学科は、文部省指定の「スーパーサイエンスハイスクール」事業の指定を受けて、現在、中核的拠点育成プログラムを実施しています。その一環として「課題研究」を実施しており、今回、課題研究中間報告会と、教員のための課題研究研修会があるとのことで、参加してきました。


午前中まで勤務校で授業をした後、
山手に向かって歩くと、神戸文学館、
甲南大学の発祥の地です。

更に北に向かって歩くと
ミッションスクールの校門前に
大きなマリア像が立っています。


学校沿いの坂道を山手に向かって・・

神戸の市街地の最も山手を東西に走る
バス道に出ました。このバス停の背後も
学校です。この辺りは学校ばかりです・・・


更に、このバス道の北に
神戸高校があります。


坂の上、運動場の山側に正門と
校舎があります。



 神戸高校の総合理工学科での「課題研究」の位置づけは、教科「理数」の専門科目として2年次に2単位を科目「課題研究」として実施しているそうで、月曜の5時限目終了後の時間に実施しているとのことです。

 課題研究研修会において、スーパーサイエンスハイスクール事業の概要と課題研究の位置づけ、そして具体的な内容についての説明を聞いた後に、課題研究中間報告会に参加しました。

 中間報告会はパネルディスカッションの方式で、半分が報告で、半分は他のグループが報告を聞く側に回り、それが数回繰り返されて、生徒は全部の発表を聞くことができるようになっています。

 全体に司会の先生の指示の下、パネルの前での発表の後、質疑応答の時間があり、更に評価用紙に記入する時間があって、これで1サイクルになります。



場所は一誠館という同窓会館、
その中に井深記念ホールが
あります。ソニーの創業者のひとり
井深大の母校になります。

ホールには、井深大の
胸像がありました。


報告会の始まる前、各グループは
パネルの前で準備に勤しんでいます。

担当の先生を囲んで、最後の
打ち合わせを入念に・・・


色素増感型の太陽電池に関する
研究の報告、最初なので、
ちょっと緊張気味・・・

続いて質疑応答の時間、


暗号の研究、
純粋な数学で、
理論的な説明でした。

熱心な質問が続きました。
教員からの質問が続いて、
生徒が困惑気味でした。


質疑応答の時間が終わると
この評価用紙の記入の時間
評価だけではなくて、
コメント欄もあります。

Excelを用いた微分方程式の数値解
を用いたシミュレーションの研究、


私の今年の課題研究のテーマが
シミュレーションで、微分方程式の
数値解を目指しましたが・・・途中で
断念して軌道修正しましたが、こちらは
しっかりと境界条件を与えて特殊解の
数値解を得てグラフ化していました

・・・ちょっと悔しかったです。


だまし絵の研究、その場で
イラストを描きながら熱の入った説明。

数学的な話がメインで
結構、聞き入ってしまいました。


火山現象のアナログ実験の研究、
理科の地学です。

実際に歯科印象剤を用いた
実験もあり、教員からのアドバイスも・・


堂々と発表する生徒がほとんどで、
質疑応答にもしっかりと答える
生徒がほとんどでした。

 
帰り道、住宅地の中の下り坂
の向こうに市街地が見えて、
その更に浜側に港があって、
その向こうは大阪湾の海・・・