2021年 初日の出


明石・南二見から望んだ 明石海峡を昇る初日の出、2021年01月01日




 初日の出を、近くの舞子海岸や明石・大蔵海岸から見ていた時期もありましたが、この数年以上は明石・南二見の人工島東岸壁から、ちょうど明石海峡から昇る初日の出を見ていました。

 昨日の大晦日から日本列島に寒波が襲来して、ひょっとして元旦の朝は厚い雲に覆われて初日の出を見ることが出来ないかと諦めていましたが、大晦日の夜の天気予報では、どうも神戸近辺では初日の出を見ることが期待出来そうで、今朝は、日の出の時刻7時6分の1時間ぐらい前に自宅を出ました。

 例年よりも元旦の早朝の道路は空いており、日の出の時刻の20分程前に南二見に到着しました。

 日の出 15分前の播磨灘越しの東の空・・・曙光が輝きを放つ予兆を感じる光景です。ただ、日の出の方向となる明石海峡の上空は雲に覆われています。

  南二見から眺めた夜明け前の光景は、空一面のグラデュエーションが綺麗でした。


 真っ正面が明石海峡となり、本州(左)と淡路(右)を結ぶ明石海峡大橋の主塔がよく見えます。本州側の主塔辺りから初日の出が見えるはずですが・・・ちょうどその方向辺りが厚い雲に覆われています。


 南二見の東側の岸壁のコンクリートの上に座って、初日の出を待っていると、播磨灘の海面を鳥の群れが飛び交っていました。


 7時6分の日の出の時刻になっても、ちょうど厚い雲に遮られて、日の出を見ることが出来ません。


 しばらくすると、明石海峡大橋の本州側の主塔の近くの雲の隙間がオレンジ色に輝き、その上が黄金色に輝き始めました。おそらく元旦の太陽は、主塔と同じ高さぐらいの処まで昇って、厚い雲の向こう側で陽光の放っているようです。


 雲の隙間から、オレンジ色の光の帯が輝きはじめました。


 もう少しで、雲の隙間から、初日の出の曙光の輝きが放たれそうです。


  そして、今にも雲の隙間から、曙光が漏れて、オレンジの光が海峡の海面を照らすような光景が、とても綺麗です。


 あと数秒もすると、雲の隙間から太陽が貌を表わしそうになりました。

雲の影と光の帯が織り成す光景が、神秘的な輝きのようです。


 2021年の初日の出・・・雲の隙間からの初日の出の曙光が、眩しく輝きを放った瞬間です。


 数秒もしないうちに、播磨灘の海面に曙光の輝きが煌めいて、光の帯が現われました。


 2021年が、良い年となりますように・・・・


 しばらくすると、また朝日は雲に隠れて、明石海峡に強烈な光の帯を放っていました。


 オレンジの光の帯が、さらに輝きを増して、じっと見惚れてしまいました。


 南二見の東岸壁は、毎年、たくさんの人が、明石海峡から昇る初日の出を見るために集まります。


 周辺の道路は、路上駐車の車で溢れ、日の出前と日の後は、人工島を渡る橋は渋滞となります。


 一眼レフに、普段はあまり装着しない18-135mmのレンズの望遠端(35mm換算で約200mmの望遠)で撮影しました。

 コンパクトカメラや、買ったばかりのミラーレスと違って、ファインダーを覗いて、シャッターを押すと小気味良いシャッター音がします。コンパクトカメラやミラーレスよりも二廻りぐらい大きいですが、撮影しているという実感があり、また撮影の醍醐味を感じるのが一眼レフの良い処だなあ〜と改めて再認識しました。