震災〜あれから25年


「1・17のつどい」神戸・東遊園地 午前5時46分、2020年01月17日


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 1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から25年.今朝,神戸・東遊園地で開かれる「1・17のつどい」に向かうため,JR神戸線・垂水駅の上り始発電車に乗るために,午前4時半頃に自宅を出ました.

 早朝のJR垂水駅です.上りの始発は4時56分ですが,その次の電車は24分の間隔が空いています.逆に下りの始発は5時34分で,その次は23分の間隔が空いています.


 始発まで約15分,高架のホームは,まだ人影はまばらです.

 上りと下りの始発前に「通過」と表示されています.複々線区間で,垂水駅は電車線のみにホームが設置されており,快速電車の停車駅ですので,垂水駅には,電車線を走るすべての電車が停車するので,通常は垂水駅のホームを電車が通過することはないです.


 上りホームを,普通電車の車両が,車内灯を消して通過していきました.この電車は,ひょっとしたら西明石駅の車庫の車両が神戸駅まで回送されて,神戸駅5時17分発の下り始発電車となるのかもしれません.


 しばらくすると,こんどは下りホームを貨物列車が通過しました.普段は並行する複々線の列車線を走っているのですが,深夜は貨物列車が電車線を走ることもあるようです,


 15分前にホームで待っていたので,かろうじて座れましたが,後からホームに到着した人は座れませんでした.その後,各駅で乗り込んで,結構混雑してきました.

 「1・17のつどい」に向かう人が多いようで,高校生のグループや子ども連れも見掛けました.そして三ノ宮駅では,始発とは思えないほどの人が階段に向かっていました.


 フラワーロードを東遊園地に向かう人の群れが・・・ちょうどセンター街の前付近です.


 「1・17のつどい」の案内板がありました.


 神戸市役所前,黙々と東遊園地に向かう人の群れ・・・


 東遊園地に入ると,真正面の関西電力のビルの窓を利用して「1・17」が浮かび上がっています.


 すでに東遊園地は凄い混雑で,なかなか進めませんでした.25年ということで,報道関係者がかなり目立ちました.


 多くの方々が既に,竹灯籠のろうそくの灯の前で,25年前を偲んでいるようでした.


 竹灯籠の周囲は,幾重ものの人の輪が出来て,5時46分の「とき」を静かに待っていました.


 そして5時46分の時報とともに「黙祷」との声・・・照明が落ちて,東遊園地は静寂に包まれました.


 竹灯籠には,それぞれ「ことば」が書かれており,ろうそくの炎で,ひとつひとつの思いが浮かび上がっています.


 黙祷のひとときが終わっても,東遊園地は,厳かな雰囲気で包まれたまま・・・


 竹灯籠の前で目を瞑って手を合わせ続ける人,祈り続ける人・・・


 高校生の姿が目立ちます.ボランティアで参加している火もいますが,他の参加者と混じって静かに竹灯籠を見つめています.震災後に生まれた世代・・・


 後からの来られた方もいらっしゃるようで,東遊園地内は,かなりの混雑です.


 東遊園地内は,いろいろな竹灯籠の配置がなされています.


 ボランティアの方々が,短くなったろうそくを取り換えていました.


 いろいろな思いを込めて書いたのかなあ〜と,竹灯籠の字をひとつひとつ見て回りました.


 おびただしい竹灯籠のろうそくの炎がどこまでも続いているように見えます.


 上空から見ると,文字か記号に見えるはずですが,間近だと,十字架のように見えます.


 あちこちでインタビューをする姿がありました.


 心,和,友,光・・・


 5時46分から30分ほどが経過しました.もっとも混雑して報道陣も多かったポイントに,やっと近づくことが出来ました.


 今年は冷え込みで,手がかじかむこともありませんでした.


 東遊園地を後にして,フラワーロードを歩いていると,市章山か,或いは いかり山に「KOBE 1・17」の文字が浮かび上がって,三ノ宮駅のホームの上に浮かんでいるように見えました.


 ちなみに今年の竹灯籠が描いていた文字は


きざむ
1.17

でした.


神戸新聞社のサイトより