兵庫県教育心理研究会


兵庫大学、2017年08月11日


 今日は兵庫県教育心理研究会主催の兵庫県教育心理研究大会に参加しました.

 会場は兵庫大学,はじめてキャンパスを訪れます.普段はJR神戸線・垂水駅の上りホームから電車に乗るのですが,久し振りに下りホームの電車に乗ります.

 垂水駅は快速停車駅で,JR西日本では乗車人数ランキングで20位,1日平均3万3千人が乗車するようです.兵庫駅以東は方向別複々線ですが、兵庫駅以西,明石駅までは線路別複々線となって、新快速が走る線路にはホームがありません.列車線を新快速が走り抜けていきました.


 下りの快速電車に乗って,垂水駅の南側に境内がある海神社の杜を座って車窓から見下ろすのは・・・久し振りです.


 西明石駅までは快速,そして西明石駅を出ると普通となって各駅に停車します.西明石駅を出ると,しばらく田んぼが広がる車窓の景色が続きます.


 東加古川駅,久し振りでホームに降り立ちました.


駅の北口のロータリーです.兵庫大学のバスが停まっていましたが,時間も早いので徒歩で向かうことにしました.


 駅の北側・・・歩道橋がありました.山陽電車の線路はもっと浜側ですし,新幹線は高架になっています.何故,此処に歩道橋があるのか・・・わかりませんでしたが,近づくと加古川バイパスを跨ぐ歩道橋であることがわかりました.


 位置は,加古川東ランプの分岐点のすぐ東の加古川バイパスの上を跨ぐ歩道橋になります.加古川バイパスを利用することが多いのですが,加古川東バイパスの上空に歩道橋があるのは気付きませんでした.


 歩道橋を渡ると・・・まっすぐに道路が伸びて,突き当りが森のようになっています.兵庫大学は東側に斜め方向ですので,この道を進むと遠回りになりますが,時間の余裕があるので真っ直ぐに進むことにしました.


 途中に加古川総合文化センターがありました.


 広い庭園があり,けたたましくセミの鳴き声がします.


 真っ直ぐな道を突きあたると・・・堤防のような土手でした.此処は印南平野の真っただ中で,加古川の流れは2キロほど西です.ふと気がついたのですが兵庫大学を地図で見ると池端に位置しています.その池dがこれなのかなあ〜と階段を上りました.


 階段を上りながら振り返ると・・・今,歩いてきた道の彼方に加古川バイパスを跨ぐ歩道橋が見えました.


 寺田池でした.農林水産省の「ため池百選」に選ばれたため池です.

 寺田池は,寛平5年(893年)に造営されたそうです.菅原道真の建議により遣唐使が中止されたのが,その翌年の寛平6年.そして桓武天皇の曾孫となる高望王に平の姓が与えられて「桓武平氏」が誕生したのが寛平元年です.

 兵庫大学のキャンパスの一部は,寺田池が枯渇した部分を造成したようです.
 


 結構大きなため池です.

 印南の農業用水確保のためのため池ですが、この辺りは江戸期に明石藩が新田開発を進めたために水不足となって寺田用水を開削した経緯があります.明治期には淡河疎水も引かれています.


 寺田池超えに兵庫大学のキャンパスを望むことが出来ます.ため池の周りに整備されている遊歩道を通って,兵庫大学に向かいました.


寺田池の東側には明神の森が広がっています.


 展望デッキがありました.


 明神の森に隣接して,上の宮五社大神社があります.


 寺田池沿いの遊歩道を進むと,どうも兵庫大学のキャンパスはフェンス越しに入れないようなので,五社大神社まで戻りました.この辺りは住宅地となっています.今日は資源回収の日のようで,ペットボトルと瓶は色分けされていました.神戸とは資源回収の仕組みが異なるようです.以前勤めていた埼玉県の川口市も,このようなタイプの資源回収でした.


 兵庫大学の正門の到着しました.


兵庫県教育心理研究大会の立て看板もありました.


 入ってすぐ,園庭がありました.付属幼稚園があるようです.


 キャンパスの中も自然豊かな杜がありました.


迷いながら,1号館,2号館,3号館・・・会場の5号館がなかなかわかりませんでした


2号館,3号館あたり,渡り廊下の向こう側が寺田池です.


 寺田池を巡る遊歩道が,この辺りは橋のようになって大学のキャンパスとは隔離されているようです.


 寺田池越しに見えた建物・・・これが目指す5号館でした.


 真夏の陽射しで・・・池面は藻類で覆われていました.


 5号館の辿り着いて,会場の4階を目指しました.


 会場は大きな大教室でした.


 受付を済ませて,参加費3000円を支払って,大会要項と資料を受け取りました.


 最初は,兵庫県教育心理研究会会長の兵庫大学副学長・大平先生による基調講演です.

 レジリエンスとハーディネスの話を織り込んでいました.


 今日の4人の研究発表者です.


最初は,兵庫大学付属幼稚園の早川先生から,一人の幼児にスポットをあてたエスノメソドロジー的な厚い記述の研究発表でした.


 次は神戸の長柄小学校の森原先生から「コミュニケーションを身につけるスキル教育」に関する研究発表です.

 昨年1月(一昨年度)の名倉小学校での公開授業&研究発表会に参加したので,興味深く聞きました.

「友達とつながる力」 名倉小学校、2016年1月29日
http://itsumi.citykobe.jp/201601nagura/


 3つ目は県立尼崎西高校の田中先生より「学び直しとアクティヴラーニング」に関する研究発表です.


 最後は,加古川の平岡小学校の「通級指導」に関する研究発表でした.


 4人の研究発表の後,質疑応答の時間・・・


 会場からいろいろな質問があり,発表者は丁寧に説明していました.


 5号館の2階から図書館のラーニングコモンズ・・・吹き抜けのスペースです.


 2階に食堂がありますが,夏休み中は営業していないようです.


 一角にコンビニがありました.


 2階から1階への吹き抜けの階段・・・


 1階は食堂です.本務校と同じような食券販売機が並んでいました.


 ランチは既に売り切れで,カレーにしました.


 食券を渡して・・・カレーが盛られるのを待ちました.


 カツカレーでした.

食堂の一角に本と文房具の売店がありました.


 実習礼状用の便せんと封筒がありました.


 外は真昼の陽射しで,影がほとんど見当たりません.


 キャンパス内の杜に向かいました.


 杜の中に平屋の建物がありました.思惟館です.兵庫大学を運営する睦学園は浄土真宗本願寺派のようです.思惟館では毎週音楽礼拝がもたれているようです.


 キャンパスの中心あたり・・・真夏の陽射の中で噴水が涼し気に感じました.


キャンパス内に「ACT! HYOGO」のフラッグがありました.


 キャンパスを出て,明神の森・・・


 真昼の寺田池の光景,夏の雲がポッカリと空に浮かんでいます.


 寺田池を巡る遊歩道は,兵庫大学の辺りでは池面を渡る橋のようになっています.


 自然豊かな溜池の光景です.


 此処からの大学の眺めも素敵でした.


 再び寺田池を巡る遊歩道・・・


 明神の森は木漏れ日が森の地面を輝かせていました.


 見上げると・・・高い木々の隙間から陽光の輝きが漏れています.


 帰路,再び寺田池から東加古川に向かう真っ直ぐな道


 JR神戸線で遅延が発生しているようで,東加古川駅のホームに貨物列車が停まっていました.


 せっかくなのでホームの端まで歩いて機関車を見に行きました.


 桃太郎の電気機関車でした.間近で停まっている桃太郎を見るのは初めてかもしれません.


 10分ほどして,貨物列車がゆっくりと動き始めました.