播磨・但馬・丹波・摂津


但馬・丹波・播磨を巡って、2017年07月08日


 兵庫県は,播磨,但馬,淡路,摂津,丹波,備前の地域に分けることができます.播磨,但馬,淡路は全域,摂津と丹波は一部,そして備前はごく一部です.

 今日は,兵庫県の播磨,但馬,丹波,摂津を車で巡りました.

 自宅のある神戸市垂水区は,播磨国明石郡垂水郷となります.第二神明道路から加古川・姫路バイパスを経て,播但連絡道で神河町の神崎南ランプで降りて国道312号線を北上,この辺りは市川沿いに街並みがあり、周囲は山に囲まれて朝靄に包まれていました.
 


 生野峠を越えて,市川水系から円山川水系へ・・・そして播磨国から但馬国へ・・・ 多々良木ダムから円山川に流れる川・・・結構お気に入りの光景で,何度も此処から写真を撮っています.


 多々良木ダムまで行ったことがなかったので,ダム湖を見に行きました.


 ダム湖の下はあさご芸術の森となって,芝生に作品が置いています.


 美術館の前に置かれている作品です.


 これも作品です.


 和田山から,北近畿豊岡自動車道に入って,養父市の「道の駅ようか但馬蔵」の近くにある八鹿氷ノ山インターチェンジまでは数年前に開通して通ったことがありましたが,そこから豊岡市の日高神鍋高原インターチェンジまで半年前に開通して,はじめて通りました.まだトンネルが新しく,照明がLEDでした.


 国道482号線を植村直己記念館の手前,日高町道場辺りまで行ってUターン,再び北近畿豊岡自動車道で「道の駅但馬のまほろば」此処は山東パーキングエリアでもあります.


山東ICで降りて,久し振りに国道427号で遠坂峠を越えました.

 九十九折が続く峠越えの道です.


 遠坂峠を超えると,但馬国から丹波国となります.

 国道427号を青垣まで.青垣から再び北近畿豊岡自動車道で氷上まで走って,此処から国道175号を通って,国道175号と国道176号の分岐点の交差点「水分れ」へ.

 少し前に,本州でもっとも低い中央分水界である「水分れ」のある氷上・石生まで来たのですが,大事な一枚の写真を撮っていなかったのと,水分れ資料館が閉館していました.今日は水分れ資料館の入館と,一枚の写真を撮ることが目的です,

 水分れ資料館・・・瀬戸内海に流れる加古川水系と日本海に流れる由良川水系が,この辺りで分かれています.加古川水系の高谷川が扇状地をつくり,扇状地の降り注いだ雨は,高谷川の南ならば瀬戸内海へ流れ,高谷川の北に降り注いだ雨は日本海に流れます.

 この辺りを「氷上回廊」とも言うそうです.日本列島の脊梁を成す中央分水嶺が,この亜周辺では標高約100m程度で通り抜けられ,山地に挟まれた「回廊」地形であることから名付けられたようです.昔から南北の生き物が交流するルート(回廊)となっていたようです.
 


 此処で瀬戸内海と日本海に分かれることをシンボリックに表しています.左が加古川に,右が由良川に流れて,それぞれ瀬戸内海と日本海に注ぎます.


 拡大すると・・・


 加古川水系の高谷川,扇状地をつくって,左の降った雨は加古川水系,右に降った雨は由良川へとそれぞれ「水分れ」します.


 国道176号線を南下して,柏原を通って,途中から県道140号線で篠山へ,お菓子の里丹波へ向かいました.


 この中にアールヌーボ様式の洋館があります.


 この洋館・・・大正初期に建てられた建物で,神戸の垂水警察署でした.子どもの頃に一度だけ内部に入って見学した記憶があります.


 子どもの頃の記憶ですが,この階段を上った記憶があります.


 現在は「異人館ミオール」というレストランとなって,一階には紅茶カップが展示されていました.


 2階は結婚式場にもなるようなスペースとなっていました.


 嘉永7年(1854年))に建てられた氷上郡の藁ぶき屋根の民家も移築されています.


 舞鶴若狭自動車道と中国自動車道を通って吉川(よかわ)へ.

 丹波国から摂津国へと高速道路を通ったので峠を越えた感覚がありません.

 吉川ICは,国道2号線から有馬街道と呼ばれる区間を持つ国道428号線の終点となっています.吉川IC交差点から県道17号線を通って吉川温泉「よかたん」へ・・・此処へ来るのは久し振りです.
 


 ここの源泉の湯は遊離炭酸含有量4,110mg/kgで日本一の含有量となる炭酸温泉です.源泉の湯船は人気ですが,ちょうど一人が湯舟から上がって・・・ラッキーです.40分間,源泉の湯船に入って,炭酸温泉を堪能しました.


 隣接して「@山田錦の館」が出来ています.


 山田錦は,お米の品種で,日本酒用として品質が良いようで,この辺り一帯では結構山田錦の田んぼが多いです.


 山田錦でつくったお酒が販売されています.


 そして地元の野菜が安く販売されています.


 国道428号線を南下して,吉川から淡河へ,現在では三木市から神戸市となります.淡河には「道の駅おうご」があり.そして満月堂があります.


 久し振りの満月堂です豊助饅頭が有名です..


 此処では店内で豊助饅頭を味わうことが出来るスペースがあります.


 豊助饅頭を買ってしまいました.


 県道38号線を通って御坂へ,御坂からは県道83号線を南下して,笠松峠を越えると摂津国から播磨国となります.

 押部谷を経て,高和橋の交差点で県道65号線に入って,第二神明の高丸IC付近で渋滞に巻き込まれました.


 バックミラー越しに後方を見ても・・・車が連なっています.


 播磨→但馬→丹波→摂津→播磨の行程でした.