阪神淡路大震災1.17のつどい


あれから22年、2017年01月17日


 一番電車・・・普段乗ることのない始発電車に,年に一回,1月17日に乗っています.

 神戸・三ノ宮の東遊園地での「阪神淡路大震災1.17のつどい」,5時46分の黙祷の場で,その場の方々震災の思いを共有しようと思うと,JR神戸線・垂水駅の上りの一番電車に乗る必要があります.

 10分ほど前に駅に到着すると,改札付近には東遊園地に向かおうとするような方々が結構いらっしゃいました.


 垂水駅は,電車線を走る普通・快速すべての電車が停車するのですが,電光掲示板には「通過」との表示・・・何が通過するのだろう〜と待っていると,


 普通電車の車両が「回送」との表示で車内の照明を落とした状態でホームに止まらずに走り去っていきました.


 震災の日の一番電車は混雑して座れないのですが,今日は座れました.三ノ宮駅でどっと降りましたが,でも去年・一昨年よりもだいぶ少ないです.


 神戸市役所の正面玄関前・・・


 そして東遊園地です.正面の関西電力の神戸支店のビルが,窓の照明を利用して「1.17」を浮き彫りにしています.一昨年の震災20年の時は,公園に入れないほどの混雑でしたが,今年は,それに比べるとかなり少ないです.逆にマスコミの姿が目立ちました.「1.17」をバックのポジションには,テレビ各社が陣取っています.


 公園の端には,テレビ局各社の中継車が停まっていました.


 ろうそくに火を灯す人,ろうそくに手を合わせる人,黙祷する人,それらにレンズを向けるカメラマン・・・


 22年前の過去から今・現在・・・


 5時46分,黙祷・・・


 静かな時,ろうそくが揺らめいて,祈りで満たされるひととき・・・


 ここは「1.17」の「点」の部分のようです.


 いろいろな文字が描かれています.「祈」,「希望」,「明」・・・


 ろうそくの灯に照らされる祈りの姿が彼方此方にあります.


 取材を受けている人の姿が彼方此方に・・・


 レポータが現場からの様子をアナウンスしているようです.


「和」,「愛」,「命」・・・


 昨年は「未来 1.17」でしたが,今年は複雑な字で文字数も多そうでした.結局,わからずじまいで,後でわかったのですが,

1995
  光
 1.17

 この複雑な形は「光」の一部分だったようです・


「明」,「祈」・・・


「幸」「希」・・・


 火を灯し,手をあわせて祈る姿・・・


 一か月ほど前は,この同じ場所・東遊園地で「ルミナリエ」が開催され,多くの人の笑顔と歓声と喜びで溢れていましたが,今・この時は,静かに祈る姿と共にろうそくの炎の揺らぎの空間です.


 出勤,通学前に,ここに寄って,ろうそくの灯を目にされた方も多いのかもしれません.


 この雪ダルマ,たしか福島から運ばれたもののようです.