レーザーセミナー:阪大レーザ研


大阪大学レーザエネルギー学研究センター、2016年03月05日


 非営利団体レーザー技術推進センター主催のレーザセミナーに、生徒引率で参加しました。

 大阪大学の吹田キャンパスは、神戸から何度か乗り換えが必要です。

 神戸・三宮で阪急電車に乗り換えて十三駅で宝塚線に乗り換え、十三駅は神戸線と宝塚線、京都線が分岐する駅で、神戸線は直線ですが、宝塚線と京都線のホームはゆるやかに弧を描いています。神戸線の上りホームの向かい側が宝塚線の下りホームで乗り換えが楽です。


 蛍池駅で大阪モノレール線に乗り換えです。車体がチキンラーメンのモノレール車両です。モノレールですのでパンタグラフがありません。


 万博記念公園駅で、モノレールの彩都線に乗り換えです。万博記念公園駅は太陽の塔の真正面です。


 彩都線は、万博記念公園の東側から北側へ公園を沿うように走ります。


 阪大病院前駅で下車、モノレールの駅に就活のポスターが貼っていました。京阪神・・・京大、阪大、神大限定の「じっくり、ゆっくり、少人数」の就活のイベントで参加企業の一覧も・・・


 阪大吹田キャンパスの東門です。東門は、すぐに阪大病院の入り口になっています。


 吹田キャンパスの附属病院、医学部を超えて、その西側に工学部が広がっていますが、工学部の南東にレーザ研があります。


 今日のセミナー会場は、核融合実験棟の中です。


 生徒は、阪大本部前のバス停の現地集合でしたが、セミナー開始の15分前には全員集合しました。


 レーザー技術推進センターの實野先生から開会のことば


 続いて阪大レーザ研の重森先生より「レーザーで作る高エネルギー密度状態とその応用」というテーマで特別講演


 その後、「光の体験」です。30人ほどの参加者を3グループに分けて、3つの部屋でそれぞれ実験を伴った説明です。

 最初は、光の反射、回析です。


 プリズムやレンズ、ミラーを用いてレーザ光の基本的な実験です。


 水中の回析の実験です。


 真っ暗にして・・・ガラスの中を全反射して光が進行する様子です。


 次は、光の色です。光の色は波長によるという話です。


 テレビのリモコンが発する赤外線の光を、波長変換して可視光にしり特殊なシートにあてると目に見えるという実験


 KDPという波長を変換する結晶を通して赤外線を可視光に変換して、緑の光にする実験


 生徒に体験させていました。


 説明の後、興味のある生徒は、実際に挑戦していました。


 最後は分光、光のスペクトルの実験です。


 光源によって、発光する光のスペクトルが異なることを丁寧に説明していました。


 蛍光灯、そしてプロジェクターの光、裸眼ではこのように見えます。


 分光シートを通すと、虹色のように分光します。


 昼食後は施設の見学です。最初はガラス越しに実験施設・激光XUとLFEXレーザ装置の説明を受けました。


 大型の実験施設に生徒らは驚いているようで、真剣に説明に聞き入っていました。


 その後、実験施設の具体的な説明です。


 エネルギーや実験施設の「スケール」に関して、そして核融合に関して、少し理論的な説明です。


 巨大な実験設備も、最終的には、この直径0.5mmのターゲットに集約されます。


 顕微鏡をズラして、元通りに画面に、直径0.5mmのターゲットを映し出せるか、生徒に挑戦させていました。頑張っていましたができませんでした。


 いよいよ実験施設内に入ります。防塵服に着替えて・・・

 実験室内には、空気シャワーを浴びないと入れません。生徒らは、防塵服を着て、空気シャワーの順番待ちでテンションが上がっていました。


 シャワーを浴びて巨大な実験室内です。


 緑の管の中をレーザー光線が突き抜けます。間近で見ると,ほんとうに巨大な設備です。


 2年前にも見学しましたが、今回は、更に内部まで見学できました。


 分光部分です。生徒らは熱心に説明を聞いていました。


 光路上の,ひとつひとつの装置の説明を丁寧に受けることができました。


 昨日も、この実験設備で実験があったようで、調整用の機材が一部そのままでした。


激光XUの説明が終わって,LFEXレーザ装置の説明です。


 管理室です。ロッカーの陰になっていますが、部屋の一面がモニターで埋められていました。


 ブラウン管モニターが結構ありました。光軸の最終調整には液晶よりもブラウン管が良いようで、今では、液晶の解像度も上がっていますが、一部では、まだブラウン管のモニターを使っているそうです。


  前回、ここにも入れませんでした。ターゲットに向かう最終部分、これはレーザ光が逆流するのを防ぐ装置、超電導で冷やしているそうです。稼働時は、凄い磁場で、当然人間は、此処から退避です。


 現在は6.5ケルビンだそうです。稼働時は、もう少し下げるそうです。


 実験等での説明を終えて・・・


 最後に懇親会、レーザ研に所属している阪大生が、キャンパスライフについてプレゼンテーションしていました。


 その後、阪大生とセミナーに参加した生徒が自由に話していました。


 セミナー終了後、キャンパス内を散策しました。図書館です。東大の本郷キャンパスだと三四郎池がありますが、阪大は、このような噴水池、そして調整池がっキャンパス内に幾つかあります。


 図書館の北側は電気系の実験棟が並んでいます。

 技術部というのがありました。設計製作や分析評価、情報計測を行うようです。


 産研の大きな建屋です。 産業科学研究所・・・産業に必要となる先端的な研究を行っています。


 工学部の食堂・生協が取り壊されていました。


 工学部のグランドです。


 阪大の中には保育所があります。大学本部近く、たけのこ通り沿いにあるたけのこ保育園です。


ポプラ通り、正面は歯学部の附属病院です。


 情報科学研究科です。


 セブンイレブン、新しくできたのでしょうか?


 阪大の本部です。


 ロータリー


吹田キャンパスの南東に位置する人間科学部です。


本部前の福利会館にある大学生協です。


 吹田キャンパスの東側は医学部です。


 医学部の北には、まきば保育園があります。


 キャンパスの東端が医学部の附属病院です。


 阪大の吹田キャンパスは、モノレール沿線になります。 JR沿線や私鉄沿線と違った光景・・・