弥生・播磨路


弥生・春先の播磨路、2016年03月24日


 弥生・・・本来は旧暦の3月のことで、今年は4月7日〜5月6日のことです。ただ、旧暦に限らず新暦も含めて3月を指し示す言葉として使われているようです。

 朝から播磨路を車で走りました。朝の通勤時間に重なるので、渋滞が予想される東西方向ではなくて、自宅から只管北へ、三木市の旧三木鉄道と、美嚢川に挟まれた別所町あたりの田園風景です。晩秋にはスクスク育っていた蘖(ヒコバエ)が冬の寒波で立ち枯れとなって、でも春先の暖かさで、蘖の田んぼは緑で覆われています。


 枯れた蘖の周りに、春先の暖かい陽光を浴びて、草がたくさん生えて、朝陽に輝いていました。


 土手や畑には、この半月ほどの暖かさで、たくさんの草が生い茂っていました。春先の朝の、長閑な光景です。


 可憐なレンゲの花が、土手に仄かに咲いていました。淡い花に朝日があたって綺麗でした。


 ホトケノザ、春先の土手や畦道で、紫色で、小さな唇形状の花を咲かせています。この時期、淡い紫の花が陽光に輝く様子が好きです。


 そして菜の花、朝陽を浴びて鮮やかな黄色がまぶしいです。


 国道175号線で、三木市から小野市に入ったのですが、南北方向の北向きも渋滞気味でした。


 小野のひまわりの丘公園です。春は菜の花、夏はひまわり、そしうて秋はコスモスの花が一面に楽しめるのですが、期待していた一面の菜の花畑はありませんでした。その代りに、可憐なホトケノザが朝陽に淡い紫に輝いていました。


 いろいろな草花が、ひまわりの丘の畑で咲いていました。


 ついホトケノザを撮ってしまいました。


 畦道には雑草が大きく成長していました。


 小野市から加東市に入って麦畑です。


 この辺りは麦茶用の麦だそうです。あと2か月もすれば麦秋で黄金色に輝きます。


 土手に黄色く輝くのは豚菜(ブタナ)でしょうか? 


 更に国道175号線を北上して・・・この辺りは北播磨になります。

 闘龍灘、この辺りの加古川は一面が岩場で覆われています。日本で一番早く鮎釣りが解禁するのも闘龍灘です。


 滝になった部分、その背後には、鮎料理が楽しめる滝寺荘です。何年か前までは、シーズンに鮎を味わいに利用していましたが、最近はご無沙汰しています。


 赤い鉄橋は、闘龍橋です。


 絞りを一番絞って、シャッター速度を遅くして、流れるように撮りました。


 跳びあへず  渦巻く鮎の  ひねもする哉 

        河東碧梧桐 (大正5年)


 滝寺荘の向かいに、木造の鮎料理の店があったのですが、此方はかなり以前から店を閉じています。


 横に廻ると、廃墟のようになっていました。


 加東市から更に国道175号線で北上して西脇市へ。西脇市は「日本のへそ」、此処にJR加古川線の日本へそ公園駅があります。


 朝夕以外は、あまり本数がありません。


 駅前には、地元西脇市出身の芸術家横尾忠則の作品を展示保存する岡之山美術館があります。


 加古川線の線路と、加古川の流れの間に綺麗な並木・・・


 そして「日本のへそ」です。


東経135度の子午線の経線と、北緯35度の緯度線とが交わる点の石標です。


 その隣に日時計があります。


 日時計には、東経135度、北緯35度、海抜63mと刻まれています。


 加古川線の脇に満開の白い花の木・・・花の名前はわかりません。


 加古川沿いに県道を南下、日本へそ公園駅の南隣の比延駅(ひええき)がある鹿野町、駅の近くに「ふれあい館」という古い建物があります。旧下比延公民館だった建物です。


 ふれあい館の北に、樹高26m、周囲650cm、樹齢650年の椋の木があります。兵庫県で第4位だそうです。


 国道175号線を南下して神戸市へ、農協の「六甲のめぐみ」へ


 店の外は花の苗で鮮やかでした。


 そして店の中は、春野菜がいっぱい並んでいました。


 春キャベツ、結構大玉が100円


 地元「ヒノヒカリ」の玄米を3キロ買いました。


 自宅の玄関先のスズラン水仙が満開です。


 そして紫陽花の芽も、この数日で大きく葉が開き始めています。


 今日は、ニコンのNikon1シリーズの第一号機であるV1と28mmの単焦点レンズで撮影しました。