牛窓


日本のエーゲ海、2016年1月11日


 日の出前に家を出て、牛窓に向かいました。第二神明道路の大蔵インターの入り口です。東の空の端が赤味を帯びています。


 第二神明から加古川バイパス、姫路バイパス、太子竜野バイパスを経て、国道2号線を只管西へ。有年を超えた辺りの国道2号線の光景です。


船坂峠を越えて岡山県備前市、そして、岡山ブルーラインを走って邑久インターから牛窓へ・・・途中の田んぼで稲わら干しがそのまま残っていました。


 牛窓の港、ヨットが停泊しています。海越しに見えるのが前島です。


 牛窓の町の背後にある丘の上にオリーブ園があります。

 牛窓には、このような三角形をした独特の標識があるのですが、これってヨットをイメージしたものだと、今日初めて気づきました。


平安時代中期の歌人、曾禰好忠(そねのよしただ)の歌が刻まれた石碑が丘の上にありました。

  上り船

東風吹く風を

  過すとて

よを牛窓に

  泊りてぞ経る



 オリーブ園越しに眺めた瀬戸内海の景色です。朝の陽光に、瀬戸内海が黄金色に輝いて眩しいぐらいでした。


 丘の端に椅子が2脚、置かれていました。


 丘の上から東方向を見下ろすと・・・尻海です。昔は錦海湾(きんかいわん)という入り江だった処です。昭和31年に干拓工事が始まって塩田がつくられ昭和37年から製塩事業が始まったようです。

 その後、国の方針が転換となって塩の専売制が廃止されて、その後は産業廃棄物の最終処分場となって・・・。それも平成21年には産廃事業も倒産・廃業・・・


 十数年前に、知らずに、干拓地の端・堤防沿いのこの道を車で走ったことがあります。当時は乾燥していなくて、水溜まりだらけの泥道でした。走った後に、塩田跡だと知って、自宅に戻って車体の下に水を吹きかけて塩を洗い落とした記憶があります。今回は、この道は走りませんでした。

 ここはメガソーラー(太陽光発電)が建設される予定だそうです。


 亀山隧道・・・この向こうの丘々に冬野菜の畑が続いています。


 丘の上のキャベツ畑越しの錦海湾


 こちらは白菜畑が丘一面を覆っています。


 丘の上から前島が一望できます。


 丘を下りて砂浜へ。正面には前島が横たわっています。


 岡山ブルーラインを戻って、備前の「海の駅」すごく賑わっていました。


 国道250号を東に向かって、赤穂から山陽道を走って戻りました。

 ガソリンスタンドで・・・ニュースでガソリン価格が下がっていると聞いていましたが、此処は現金価格が106円、ガソリンを入れるたびに大幅に安くなっているような気がします。