初日の出


明石・南二見の人工島の東岸壁から望む、2016年1月1日


 元旦の朝、夜明け前に家を出て、初日の出を見るために海岸へ・・・

 この十数年、元旦の朝は初日の出を見に、夜明け前に出掛けています。今年は昨年と同じ場所、明石・南二見の人工島の東岸壁に向かいました。

 6時過ぎ、いつもの出勤時刻と同じ時間帯に家を出ました。まだ真っ暗です。大阪湾沿いの海岸線を走る国道2号線に出ると、結構車が走っています。舞子海岸は道路脇に停める車が縦列になっていたのが、今年は皆無です。駐車場がオープンになっていました。

 バイクも多かったです。初日の出を見に海岸へ向かう歩行者、そして自転車に乗った中高生、普段の静かな夜明け前とは違って、なんとなく賑やかな感じでした。

 南二見の人工島の東岸壁に到着したのは、7時10分ぐらい前でした。

 今日・2016年元旦の初日の出の時刻は7時6分です。(神戸)すでに東岸壁沿いの路上にはたくさんの車・・・ちょっと離れた処に車を停めて岸壁に向かいました。


 太陽が昇る東の方向は、ちょうど明石海峡で、左手が本州、右手が淡路島です。中央に見えるのが明石海峡大橋の淡路側の主塔、そして本州側の主塔が、その左にかすかに見えます。この時期は、本州側の主塔付近からの日の出となります。ただ東の空の端には雲がかかっているので、日の出の時刻よりも少し遅れて、雲の端からの初日の出となりそうです。


 日の出の時刻の7時6分を数分過ぎて・・・明石海峡大橋の本州側の主塔の上にかかる雲の端の輪郭が、赤く輝きはじめました。初日の出の兆し・・・もうすぐです。


 雲の端の赤い輪郭が見えたので、岸壁沿いの人たちは一斉に東の空の端を注目しています。


 東の空の端に雲の上部に、雲の向こう側から朝日の輝きが噴き出すような雰囲気、東の空の微妙なグラデュエーション


 そして、雲の端から、初日の出がかすかに貌をのぞかせました。ほぼ、明石海峡大橋の本州側の主塔付近です。


 初日の出の朝陽の光が海面を照らし始めました。


 東の空を赤く染めて、そして播磨灘の海面を輝かせて・・・綺麗です。


 光の筋が海面に、此方に向かうような感じです。東の空が赤からオレンジ色に微妙に変わっていきます。


 2016年元旦の初日の出、ちょうど東の空の中空の雲を下から照らすような感じで絵になります。


 半分ぐらい太陽が雲の端から貌を出して、眩く輝き始めました。


 ここ数年、いつも東の空に雲がかかって、昨年、この同じ場所から眺めてスポットライトのような初日の出は、それはそれで美しかったのですが、今年は、久し振りに綺麗な初日の出の光景を目にすることが出来ました。


 岸壁から、初日の出をいつまでも眺めている姿も多かったです。


初日の出にスリーピースをする姿もありました。3本指のピースサインをする人は、世代を問わず、平和(ピース)という概念に強いこだわりを持っているらしいですが、この人も、新しい年に平和を心から望んでいるのかもしれません。


 車に戻って、ヒータ全開にして、かじかんだ指と足を温めました。持ってきた熱いコーヒーを口にして・・・

 帰路、道路は渋滞、初日の出を見終わった人の帰宅ラッシュのようです。


 自宅に向かって、旧・浜国道(県道718号)を東に向かいましたが、ちょうど朝日に向かって走ることになって、前が見ずらかったです。前の車の後ろにミニバイクが2台走っているのですが、陰でやっと確認できる程度、信号も見ずらかったでゆっくり走りました。


 新聞の宅配サービスを受けておらず、普段は新聞を買うことがなく、職場の新聞を時々見る程度ですが、元旦には新聞を買っています。

 今年は、日本経済新聞と産経新聞を途中で立ち寄ったコンビニで買いました。