伏見稲荷


京都・伏見稲荷大社、2015年2月11日


 京都・伏見の,伏見稲荷大社に久し振りに出掛けました。

 京都は時々訪れますが,いつも阪急電車で河原町や嵐山まで行くので,JR京都駅を利用するのも久し振りです。一旦改札を出て・・・


 京都タワーも記念に撮影しました。

 自宅を出る頃は曇っていましたが,大阪を過ぎる頃から晴れ間が多くなって,京都の空は快晴でした。


 JR京都駅の南端にあるJR奈良線は頭端式ホーム(櫛形ホーム)になっていました。

 伏見稲荷の最寄駅は「稲荷駅」なのですが,ホームに停車している快速電車は停車しないので,その次の各駅停車を待つ必要がありますが,10分以上前からホームにはたくさんの人が待っていました。


 普通電車が到着する頃には,ホームは大混雑でした。


 多くの人が稲荷駅で降りました。真冬で今日は静かに伏見稲荷の境内を巡れると思ったのですが・・・豈図らんや,伏見稲荷は大混雑のようです。


 小さな稲荷駅前には,警備員が交通整理をしていました。


 「初牛(はつうま)大祭」の幟があり,稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めてご鎮座になった和銅4年2月の初午の日をしのんで、大神の広大無辺なるご神威を仰ぎ奉るお祭が今日だそうです。伏見稲荷の主な祭事の4つのうちの1つです。


 久し振りに来たのですが・・・本殿の記憶がまったくありません。

 稲荷山を巡る約1万の鳥居が連なる山路・・・の記憶しかありません。本殿を経ずに稲荷山に向かっていたのかもしれません。


 伏見稲荷は,全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。元々は京都一帯の豪族・秦氏の氏神だったそうです。

 主祭神はウカノミタマ(宇迦之御魂神)[日本書紀ではウカノミタマノミコト倉稲魂命)]で,古くから女神と言われています。古事記では,スサノオがクシナダヒメの次に娶ったカムオオイチヒメとの間に生まれています。名前の「ウカ」は穀物・食物の意味があるそうで、穀物の神様です。



 拝殿には献上の品々が並び,列をつくって参詣していました。


献上の品々は,お酒,野菜等々,さまざまでした。


皇室のからの御幣物(ごへいもつ)の奉納の立札が並んでいました。


 舞の奉納がありました。撮影禁止なので,遠くから情景がわかる程度に・・・


 お巫女さんが「福かさね」等々を授与していました。


いよいよ稲荷山の山頂まで連なる神蹟群の入口です。


 赤い鳥居が続く光景が外国人観光客に人気だそうで,昨年の「外国人に人気の日本の観光スポット」調査では1位だったそうです。稲荷山のお山巡りで欧米人が好むウォーキングができることも高評価の理由ではないかと言われています。


 どこまでも鳥居が続いています。


 千本鳥居,此処は特に鳥居が密集している処です。

 右側通行です。


 びっしりと隙間なく鳥居がずっと続いています。


 千本鳥居の中は朱の鳥居の反射で,独特の雰囲気です。


 千本鳥居を過ぎて・・・坂道が続きます。








 ここは「三ツ辻」です。左側から来ましたが,右側も本殿に至るようです。


 三ツ辻を過ぎると,山の中・・・という感じです。




小さな川の流れ沿いに鳥居が続いています。


 途中には「お塚」が何箇所かあります。


ミニ鳥居を扱っている店です。


ロウソクを奉納していました。


 更に山路を進んで・・・


何処までも鳥居が続きます。




 時々茶店・売店があり,食事が出来るようになっています。






見晴らしの良い四ツ辻に至りました。

 ここは売店や茶店が何軒かあり,写真の店の間の道を上ると・・・稲荷山の頂上を経て,写真の左側に出てきます。


 四ツ辻を過ぎると,坂道や階段の傾斜が大きくなったような気がします。この四ツ辻までは来たことがあるのですが,此処からは未踏です。


 山の中を鳥居が続きます。


 時折,古くなって朽ちてしまって,取り去られた跡があります。
 

 そして朱色が眩いような真新しい鳥居,「平成二十七年二月吉日」の日付に,まだ全部の文字に墨が入っていません。


 上社・・・稲荷山の頂上です。


 一の峰と言われ,標高は233メートルです。

ここを末広大神と崇める信仰もあるそうです。


 後は下り・・・が続きます。


 急な階段を下りて,振り返ると・・・


長者社神蹟です。


 急な坂は,九十九折のようになっている個所があります。


 薬力社の滝です。


 ミニ鳥居の奉納と茶店があります。


 茶店や売店等の荷物は,このように背負って運ぶそうです。


 稲荷山を一巡して四ツ辻まで戻ってきました。


 お昼が近づいて,四ツ辻から,来た道を戻ろうと下って行くと,凄い人の群れが上ってきて大混雑です。


 上る方々は渋滞状態です。


 歩くのもままならないような感じです。


 本殿に戻ってきました。凄い混雑になっていました。


 とにかく稲荷山から降りると,凄い人出になっていました。

 約三時間稲荷山を上って,稲荷神社を巡ったことになります。


 稲荷駅からJR奈良線の各駅電車に乗って,京都駅の頭端式ホームに戻ってきました。