2014年


この1年間の近況


 2014年の1年間を振り返って・・・


2014年は,明石・大蔵海岸からの「初日の出」でスタートしました。

 ちょうど舞子海岸の上空の雲の上から2014年の最初の曙光が明石海峡の海面をオレンジ色に輝かせた光景・・・これが今年のスタートの情景でした。




 1月3日には,布引の滝を訪れました。新幹線の新神戸駅の下に登山口があり,そこから距離はそれほどないのですが,勾配が急で,結構大変です。

 お正月の布引の滝は静かだと思って訪れたのですが,かなり賑やかでした。新神戸駅から30分も掛かりませんので,手軽に訪れることができて人気スポットのようです。




 1月17日,今年で阪神・淡路大震災から19年目,はじめて東遊園地の追悼式に参加しました。始発電車に乗って5時半前の東遊園地は,凄い人でした。

 東遊園地の南側のビルは照明で,「1・17」と・・・


 午前5時46分の震災が発生した時刻が近づくと,あたりは静かになりました。

 19年経って,初めて参加した追悼式で,19年の時の流れを,静かに思い起こしました。




 1月には,地元・神戸の歴史を訊ねて街の中を探索しました。

 兵庫城跡の碑,ここは兵庫県の最初の県庁所在地だった場所でもあります。

 港町であり宿場町であった兵庫の町の中心だった処・・・運河沿いにあります。


 兵庫の町の東に河口があった湊川は,明治時代に付け替えられて,長田を経て苅藻に河口が移りました。

 その河口の西側に「六間道(ろっけんみち)」という道幅が6間ある大きなアーケド街があります。三宮のセンター街よりも規模が大きいかもしれません。

この辺りは神戸の下町情緒が残っています。


 新湊川は,長田神社の南で,ほぼ直角に曲がって,東から西に流れています。

 会下山の西側です。向こう側のトンネルは会下山をくぐるトンネルになります。


会下山の東には湊川・新開地の町があります。旧湊川の川跡を埋め立てて明治時代に新しく拓いた街で,明治後期~昭和初期までは神戸でもっとも賑やかな繁華街でした。

 湊川の街の最も北に位置する東山商店街で,とても賑やかな市場(一般客対象の商店街を関西では市場と呼びます)です。

マルシン・東山商店街・ハートフルみなとがわ・ミナイチ・湊川商店街の5つの商店街から構成された西日本最大級の商店街だそうです。




 2月5日には,本務校の近くにある兵庫県立神戸高校の課題研究発表会に参加しました。今年で3回目です。

 此処の総合理工学部はスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けて,兵庫県の中核校として,興味深いテーマを課題研究で取り上げて1年間しっかり取り組み,その成果を発表しています。


 発表は,各テーマともポスターセッションとオーラルセッションの双方でプレゼンテーションします。

 まずポスターセッションのプレゼンテーション,結構丁寧に説明してくれます。


 各テーマごとに講堂の壇上でプレゼンテーションです。各テーマとも,しっかりとプレゼンテーション資料を作成して,発表練習も積んでいるようで,わかりやすく説明していました。




 夏以降は,一駅手前の三ノ宮で降りて,一駅分の30分を歩くようにしています。夏の暑いシーズンと冬の寒いシーズンは無理をしないようにしていますが,2月のこの日は,寒さも緩んで三ノ宮から一駅歩きました。

 煙突と煙は,神戸製鋼・神戸製鉄所からのものです。ちょうど朝の曙光に煙が赤く輝いて,立ち停まってしばし見惚れていました。




 2月8日に兵庫教育大学の博士課程の学生の学位の審査に関わる公聴会が神戸キャンパスで行われたので,公聴会に出席しました。

 普段参加する学会では若いマスターコースの学生の姿が多くて活気があるのですが,結構年齢層は高くて厳粛な雰囲気の中で行われました。

 公聴会のプレゼンテーションは30分を超えて研究の緒論・問題意識の説明から,研究方法,研究結果と考察等をじっくり説明して博士課程で取り組んできた研究全体を俯瞰するような内容で,審査を受ける学生も丁寧に説明を続けていました。


 審査に関わる大学の教員以外からの質問も続きます。質問時間も結構長く,いろいろな質問が出ましたが,ひとつひとつ丁寧に回答していました。

 ・・・公聴会後の試験・審査は合格で,研究科の教授会もパスして,3月には学位が授与されました。




 2月11日に丹波・篠山を訪れました。

 オフシーズンに,静かな町並みをゆったりと巡って写真を撮る予定でしたが,かなりの降雪で寒さも厳しかったです。

 あまりの寒さに,1時間ほどで退散してしまいました。


 デカンショ街道(国道372号線)沿いに西に向かったのですが,途中の峠辺りで雪景色が綺麗なので,ちょっと脇道に入ると・・・とても車で進む状態ではありませんでした。タイヤはノーマルでしたので,冬景色を愉しむのは断念して国道に戻りました。




 2月27日に教育工学委員会で,LEGOを用いた制御の実習がありましたので参加しました。場所は兵庫県立尼崎工業高校でした。


 パソコン上でのScratch風な環境でプログラムを組み,クロスコンパイルしたプログラムをUSB経由でLOGOに転送します。光センサーとモータ制御の組み合わせでライントレーサに挑戦しました。




 感覚をひらいてつなぐ芸術教育を考える会,今回で8回目になります。

図形楽譜のワークショップ,グループに分かれてのワークショップで,他のグループが取り囲んでいる中で・・・


 グループによって特色が出ているように感じました。同じ芸術系でも,音楽が専攻の方と美術が専攻の方とでは差異があるようで,面白かったです。


 マスターコースの学生によるパフォーマンスです。

 ≪Acoustic ballon≫
紫外線ライトで照らされた暗闇の中で、風船と紙吹雪を音楽に合わせて ・・・




 3月8日に,大阪大学のレーザーセミナーに生徒を引率して参加しました。

 教え子の卒業生が説明役の一人として頑張って高校生相手にプレゼンテーションや実験のアシスタントをしていました。

 高校生だけではなくて,引率の教員も熱心に聞いていました。


 大型レーザー核融合実験装置の見学です。空気中の塵がレーザー光の拡散や乱反射の原因になるので,見学には防塵服と帽子,専用のスリッパの着用が必須です。

 長いレーザーの光路です。


 実際に,光路の近くで説明を受けました。緑の管の中をレーザー光線が突き抜けます。間近で見ると,ほんとうに巨大な設備です。




 3月24日に,久し振りに丹波市の独鈷の滝を訪れました。

岩龍寺を開基した弘法大師が、独鈷を投げ、突き刺さった場所からこの滝が湧き出たという伝説に由来して命名したそうです。杜の奥深く,空気が新鮮な気がします。


 今回初めて,独鈷の滝の上流にある落差13mの不二(ふに)の滝を訪れました。此処にはあまり人は来ないようで,静かでした。

  独鈷が雄滝で、不二が雌滝だそうです。




 舞子にある旧・木下邸で「現代アートと近代和風住宅 in舞子」と題した展覧会「±ART2014 」があるので訪れました。自宅から徒歩圏内なのですが,今回初めて訪れます。


 職場の同僚の作品「早来迎」です。

『知恩院(京都)の国宝 早来迎図に描かれている雲を彫刻として立体化した作品です。早来迎図は往生者(おうじょうしゃ)を迎えるため,阿弥陀如来と二十五菩薩が急峻な山頂ごしに飛雲に乗って降下するさまを描いたものです。
 仏の乗っている躍動感あふれる雲は仏達の[乗り物]であり
「この世」と「あの世」を行き来するための[システム]でもあります。
システムは人々に幸せと平安をもたらしますが,乗り手が「何者か」によっては,その反対も在り得る,ということです。』
        作品紹介の文より


谷口和正さんの作品「When you are the only one #02」と,「moonlight/shadow」です。

 狭い茶室が,LEDの青白い光で溢れ,作品の文字が影となって・・・


『「月」をタイトルや歌詞の中に持つ歌を素材に
コトバにより構成された「月」を作ります。
fragileなものとしての月,儚さ,不死。
月の満ち欠けを錆びで表現し,錆びている部分が欠けを表わしています。
作品本体の文字を反転させているため,床や壁面に投影させる影が読める文字として映し出されます。』
   「When you are the only one #02」の作品の紹介




 演奏会のご招待をいただいて,ザ・フェニックスホール・・・此処は初めてです。「梅田新道」,「梅新東」,「梅新南」の3つの交差点に囲まれたデルタ地帯にザ・フェニックスホールのある,あいおいニッセイ同和損保ビルが聳え立っています。

 招待をいただいた方は,最後にショパンのソナタ・葬送を演奏しました。

 今年は,葬送を通勤の電車の中で何度も聴いてしまいました。


阪急百貨店,新装されて何年か経ちますが,新装後にちゃんと通るのは初めてのような気がします。

 昔,此処に阪急梅田駅があったそうです。大きな吹き抜けのようになっています。




 4月3日,職場近くの公園の桜が満開でした。

暖かい春の陽射しを受けて・・・桜の開花で春を実感します。




 5月11日,加古川のみとろフルーツパークを訪れました。ここの風景が好きで・・・此処に来ると夏目漱石の「草枕」の冒頭を思い出します。

 山路を登りながら、かう考へた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟つた時、詩が生れて、畫が出來る。

  ・・・実際には,このような なだらかな坂ではなくて,もっと険しい山道だと思うのですが,私がはじめて草枕を読んだ小学生の時にイメージは・・・まさにこんな坂で,今でもそのイメージを引きずっています。


 帰路に稲美町の麦畑に立ち寄りました。稲美町は麦茶用の六条大麦では西日本最大の生産地だそうで,ちょうど麦秋(麦の秋)で一面が黄金色に輝いていました。




 昨年に引き続いて中学校を訪問して進路講話や進路説明会において本務校の紹介をする機会が何度かありました。

今年度の中学3年生から受験システムが大きく変わるので,中学校の教員も生徒も真剣に説明を聞いていました。




 魚眼カメラを買って,初夏からいろいろ撮影しました。

 此処は神戸の繁華街である三宮のセンター街の早朝の風景です。


 そしてこれも通勤途上で撮った道端の花壇が朝日に輝いている光景です。




 7月21日に丹後を訪れました。

 伊根湾にある伊根の舟屋です。

 


 此処は,朝の連続テレビ小説の「ええにょぼ」(伊根と神戸)の舞台となったことがあり,釣りバカ日誌でも,此処を舞台にした作品があります。

 そして映画「寅さん」でも第29作の「寅次郎あじさいの恋」は,京都と舟屋が舞台です。マドンナはいしだあゆみでした。

 

  久し振りに,天の橋立を歩きました。ここが海水浴場になっていることは知りませんでした。




 夏には早朝に自転車で明石海峡沿いを走っています。

 梅雨から初夏にかけて,海峡は霧で包まれることがあります。この辺りには「朝霧」や「霞ヶ丘」という地名がありますが,この海峡の風景からの佳名ではないかと思います。

 霧が深い早朝は霧笛が海峡に響きます。


 その霞ヶ丘駅近くにある引き込み線に山陽電車の特殊な車両がしばらく停まっていました。ちょうどサイクリングコースの脇になります。




 7月26日,京都・東山を訪れました。毎年のように京都の東山界隈を散策するのですが,阪急河原町から祇園花見小路を通って清水あたり,そして産寧坂,二寧坂,八坂神社,円山公園,知恩院,平安神宮,南禅寺,琵琶湖疏水水路閣,哲学の道,銀閣前,百万遍を経て出町柳・・・。これが東山の散策コースですが,今日はこれに加えて下賀茂神社にも立ち寄りました。

 まずは祇園・花見小路です。左側の建物が八坂女紅場学園(やさかにょこうばがくえん)・・・舞妓・芸妓のための教育施設です。


 早朝の清水坂は,いつも海外から団体観光客が目立ちます。このグループは,東南アジアから来られた方々のようです。


二寧坂です。海外から団体客は,産寧坂を上から眺めるだけで此処までは来ないので,急に静かな佇まいを感じます。この先に石塀小路となります。


 賑やかな八坂神社を経て,夏の円山公園は静かでした。外国から観光客なのか・・・お一人で円山公園の景色を愛でている姿が絵になって・・・


知恩院,平安神宮を経て南禅寺の水路閣,ここまで来ると結構汗だくになります。


 そして,私のお気に入りの哲学の道です。此処に来ると落ち着きます。

 紅葉の秋には大変賑やかですが,真夏や真冬の哲学の道は,静かで落ち着きます。

 銀閣前から京大・百万遍を経て,初めて下賀茂神社を訪れました。

 これから東山散策コースに,下賀茂神社を加えます。




 春から秋にかけてサイクリングで明石海峡から播磨灘にかけて海岸沿いを走りますが,年に何度かは,海峡の連絡船で淡路に渡って淡路島をサイクリングしています。2014年は7月27日の一度だけになりました。

 連絡船は明石港と淡路の北端の岩屋港とを15分足らずで結びます。
明石海峡大橋の下をくぐった時の光景が好きで,いつも写真を撮ってしまいます。


 淡路島の東海岸沿いは,国道28号(阿波路)が通っており,岩屋あたりは椰子の木が並んで,どこか遠くに来たような感じがします。


岩屋から鵜崎,夢舞台,大磯,浦,東浦,久留麻,仮屋の集落を経て,釜口。
ここから先は屏風岩のような断崖区間で,歩道のない国道区間となっているので,此処でUターンすることが多いです。

此処には大きな観音像が立っており,海峡を挟んで神戸からも見えます。
愛機のGiantのクロスバイクです。今年タイヤとブレーキの交換をしたので,まだ何年かは乗れます。もう9年目です。


 午前中いっぱい淡路を走って,連絡船に乗って明石港に到着です。




 7月28日には兵庫県の佐用町の広大なヒマワリ畑と鳥取砂丘を訪れました。

 佐用町は兵庫県の南西部の町で,南光町の千種川沿いの一体が夏になるとひまわりで埋め尽くされる,広大なひまわり畑となります。


 このひまわり畑の中を,真夏の陽射しを浴びながら彷徨うのが好きで,異次元に迷う込んだような錯覚に陥ることがあります。

 青い空,緑の山々に囲まれて,遠く山裾までヒマワリで埋め尽くされた光景が強烈な夏の陽射しで輝く光景は,私にとって,象徴的な夏のシーンのひとつです。


 中国自動車道の佐用ジャンクションから,北に鳥取自動車道がつながり,昨年から全線が開通したので,鳥取まで足を延ばし,鳥取砂丘に。

 真夏の快晴の昼間の砂丘は,砂が熱くなって,灼熱の空間でした。


 鳥取砂丘の「馬の背」・・・青い空と黄色の砂だけの非日常的な光景が続きます。


 「馬の背」からの日本海の眺めです。

 青い海と蒼い海面に打ち寄せる白い波・・・見惚れてしまう静かな光景でした。




 8月9日〜10日の淡路島の洲本温泉・「夢泉景・天原」に親戚一同で宿泊しました。

 海辺の回廊沿いに「棚田の湯」,「くにうみの湯」そして「天空の雫」の温泉を楽しむことが出来るのですが,台風接近で「天空の雫」は利用できませんでした。


 早朝の「くにうみの湯」です。淡路の国生みの神話になぞられた湯殿だそうです。台風の直撃で朝湯を上がる頃には,降り続いていた雨が叩きつけるような暴風雨となって,露天部分は天然のシャワー状態の激しい雨が吹き荒れていました。早朝の朝湯で正解でした。


 淡路島は海岸沿いに主要道路が周回するような感じになっていますが,台風11号が淡路島を直撃したので,土砂崩れが起きて洲本温泉と洲本の市街地を結ぶ道路が通行止めとなって,台風が過ぎ去るお昼過ぎまでホテルで足止めとなりました。

 海を展望できるホテルの大きなガラス越しに,荒れ狂う海と,殴りつけるような雨と,吹き荒れる風の一大パノラマが繰り広げられていました。


 施設がしっかりしたランクの高いホテルですが,台風の直撃で,各棟をつなぐ渡り廊下の部分が雨漏りしていました。

          ・・・マンガのような珍しい光景です。


 午後,洲本の市街地は,土砂崩れで,道路のアスファルトが泥流で覆われていました。

 海岸沿いの国道が通行できないので,淡路の東海岸から山路を通って西海岸沿いの北上したのですが,ここでも通行止めがあって,また山の中の県道を東海岸に向かって・・・夕方になると淡路鳴門自動車道も開通して,ようやく帰路へ。




 8月の真夏の陽射しの下で赤外線写真を撮ると,木々の葉っぱから放出される赤外線で木々が白く写り,コントラストの高いネガのような写真になります。

 真夏の愉しみは,この赤外線写真での街撮りです。


 遠くの山並みは,神戸の市街地の北に連なる六甲山系です。赤外線写真で撮る神戸の街は,独特の雰囲気になります。




 夏の間は,週に何度か,明石海峡から播磨灘沿いの海岸を自転車で走って汗だくになっています。真夏に目にする光景・・・

 明石の江井ヶ島海岸です。此処の砂浜沿いには椰子の木が並んで,東には海を挟んで淡路の島影が一望できます。此処からの眺めもお気に入りです。


 明石の海岸は,ウミガメが産卵できる砂浜が続き,集落ごとに小さな漁港が点在する光景が続いています。夏の昼間は静かで,遠くからセミの鳴き声が聞こえて,長閑です。


 明石は明石海峡で獲れる鯛とタコが特産ですが,夏には海辺で干しダコが並ぶ光景を見ることが出来ます。


 古代には,都の瓦は明石の明石瓦を使っていたそうで,明治に入ってからも瓦産業は盛んだったそうです。

 公害の問題で,今は瓦工場はありませんが,瓦が並んだ壁が,往時の瓦産業が盛んだった頃を偲ぶことができます。


 夕暮れになると,播磨灘の上空一帯に真夏の陽射しで吸い上げた水分が雲を形づくるのか・・・雲の景色と播磨灘の海面が夕陽で輝く光景が綺麗です。




  夏の終わりに,神戸市内の和田岬の工場を訪れました。来年から求人を検討しているとのことで,会社の見学をさせて貰いました。

 和田岬には,山陽本線の支線・和田岬線があります。和田岬駅の一駅だけの支線に朝夕だけ電車が往復しています。

 工場と住宅地が続く神戸の市街地ですが,この駅の周辺だけは,時間が停まっているように感じます。





 8月の最後3の土日・30日と31日は,教職課程の授業の集中講義の非常勤講師で姫路の県立大を訪れました。このキャンパスを訪れるのは十数年ぶりです。

 朝から夕方まで,週末の2日間缶詰状態の授業でしたが,結構学生は真面目に授業を受けていました。


 県立大には古いタイプの実験棟が残っていて,タイムスリップしたような感じです。背後が書写山で姫路の市街地から離れたゆったりとしたキャンパスです。




10月8日,皆既月食です。2階のベランダからカメラに望遠レンズをつけて月を狙いました。

 月食が始まって,月が欠けはじめました。


 そして皆既月食赤黒く夜空に輝いています。


月食が終わって・・・ほぼ元の満月となった月です。




 10月11日〜12日に,日本教科教育学会の全国大会が,今年は神戸で開催されました。教科教育学会には入っているのですが,論文投稿の経験しかなく,これまで学会の大会に参加したことがありませんでした。地元開催なのでエントリーしてオーラルセッションで発表しました。


 教科教育学会は,校種や教科がさまざまで,各会場にわかれて発表があるのですが,教科「工業」はマイナーですので,いろいろな教科と混在した会場での発表でした。

 発表にはハンドアウトの資料を配布する慣習があるようで私は用意しておらず,質疑の中で,ちょっと嫌味っぽく指摘されてしまいました。プロジェクターを使わず,資料を読み上げるスタイルの発表も少なくなかったです。

 地元開催でしたが,はじめての教科教育学会での発表はアウェイ感たっぷりでした。




 11月30日,日本産業技術教育学会の近畿支部大会が滋賀大学の瀬田キャンパスであり,参加しました。

 キャンパスの入口の並木の紅葉が秋の陽射しを受けて輝いていました。


 持参したノートパソコンとプロジェクターの相性が悪く,ひとつ前に発表される大学の先生に頼んで,ノートパソコンにプレゼンテーションのデータを入れさせていただき,無事発表をすることが出来ました。

お借りしたのがマックのノートパソコンでしたが・・・マックノートが欲しくなりました。


 昼休みが長いので,近くの石山寺まで足を伸ばしました。ちょうど紅葉の見頃の時期で,観光客で凄い人出でした。






 12月9日,休日出勤の振り替え休暇で,平日に西播磨を訪れました。

 今は,たつの市になっていますが,旧・御津町の新舞子海岸です。春は潮干狩り,夏は海水浴客で賑わいますが,12月の新舞子海岸は・・・ただただ静かでした。

 潮がひいた遠浅の砂浜に海鳥がゆったり,冬の優しい陽射しの中で歩いていました。 長閑な冬の好日の光景です。
 


 播磨灘の海沿いを国道250号線が走っていますが,室津の辺りは,岬ま断崖沿いに道路が周回して眺めが良いです。


 海鳥が,海面に群れをなしてかたまっていました。寒い日で海面で休んでいたのかもしれません。


 御津から国道250号線は崖上のヘアピンカーブが続きます。

 室津・・・ここは江戸期には日本最大の宿場町があり,本陣が6軒もありました。参勤交代の西国大名は室津まで海路で,ここから西国街道・東海道の陸路で江戸に向かったそうです。

 古い町並みが残り兵庫県の景観形成地区に指定され,大きな漁港があります。


 平日の朝の港は,静かでした。古い町の佇まいと静かな港の風景の中を散策しました。


 観光用の魚介類の販売所の前で,冬の陽射しの中,目刺しが並んで干していました。長閑な冬のシーンです。


 赤穂の御崎温泉,ここにカンポの湯があり,日帰り温泉の利用ができます。ここの露天風呂から,播磨灘の海面が冬の陽射しで照り輝く光景を見惚れていました。

 平日の冬の小旅行を満喫しました。




 12月に職場の先輩と地元の焼き鳥屋さんでお酒と食事を味わいました。ちょっとおしゃれな感じの焼き鳥屋さんです。


 馬刺し・・・美味しかったです。


 そして焼き鳥・・・山椒がピリリと美味しかったです。

 店の雰囲気も味も良かったので,後日,別の先輩ともご一緒しました。