天滝


但馬・大屋町、2013年9月21日


 香美町の猿尾滝,兎和野高原の但馬高原植物園を後にして,大屋町に向かいました。大屋町は約10年ぶりぐらいです。

 大屋町は,国道9号線と山々を隔てて南側になります。国道9号線から峠越えの県道もありますが,新しくトンネルが出来て,国道9号線からのアクセスが凄く良くなっていました。北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山ICから国道9号線をしばらく西に向かって「剣大橋」の交差点を南下すると,大屋町を貫通する県道6号線へ至る琴弾トンネル(県道272号線)を通ると・・・大屋の町の東端となる旧・口大屋村まで,すぐでした。今までは但馬楽座から国道9号線を大屋川沿いに遡る経路で,旧・口大屋までは結構蛇行する大屋川沿いの道が長かった記憶があるのですが・・・

 大屋のスーパー「豊田」が,フレッシュさとうのチェーン店になっていました。大屋の町を大屋川沿いに通り抜けて,天滝渓谷の駐車場に車を停めました。

 猿尾滝は,駐車場からすぐ滝がありましたが,天滝は,天滝渓谷を1キロ歩きます。今回は登山口の手前に車を停めたので,更に1キロ歩きました。往復4キロで,そのうち半分が渓谷の山路です。

 登山口駐車場までに目にした光景です。


 そして登山口です。ここから天滝渓谷です。氷ノ山を源とする渓流の天滝川に刻まれた谷を天滝まで川沿いに歩きます。


 天滝までの渓谷に,幾つもの小さな滝があります。

 これは小さな連滝・・・「岩間の滝」という名前がついています。


 滝・・・というよりも,流木で堰き止められて,滝のようになっています。


 渓谷の流れ沿いに山路が続いています。


 深い谷の個所では,川から離れた高所に山路が続いています。


 時々川を跨いで・・・


 川の流れまでは陽が射し込みませんが,時折,流れの近くまで陽が射し込む箇所があります。


 左岸から右岸,また左岸と・・・


 夫婦滝です。


 そしてこの滝は鼓ヶ滝だと思います。


 深い渓谷の個所で,川の流れから離れて,高い部分を九十九折のような坂道を上ります。


 天滝まで100mの道標,登山口から1キロ以上歩いたことになります。かなり汗だくになりました。


 やっと天滝が見えました。


 望遠で天滝の全貌です。


 落差98mで,天から降り注ぐような壮大な光景から「天滝」と名付けられたそうです。


 天滝の下部です。


 そして天滝の真正面の見晴らし台から・・・


 ちょっと視点をズラすと,また滝の貌が違って見えます。


 天滝の頂上部を望遠でアップで・・・


 更に望遠側にアップ・・・


 滝に少し近づきました。


 もっとも滝に近い場所です。


 見下ろすと・・・滝はまだ下まで続いています。


滝の近くで,滝が最も美しく見える場所を模索しました。


 木の枝や葉っぱを透かして陽光が滝を照らしているので,木の影が滝の流れを横切っています。


 滝の上部から,アップして撮りました。

 1枚目は最上部です。


 2枚目です。


そして3枚目・・・


 4枚目は更に下に・・・


 そして5枚目・・・


 シャッター速度を遅くして,滝の流れを滑らかに写しました。


 シャッター速度を速くして,滝の飛沫が写るように・・・


 木を透かして照る陽光が,滝を幻想的に見せてくれます。


 岩場に飛沫となって落ちる滝と木漏れ日のような陽光が織り成す光景です。


 滝口・・・見惚れてしまいます。


 此処が滝の正面の見晴らし台です。


 見晴らし台に至る金属製の階段です。


 名残に最後の一枚,シャッターを切って天滝を後にしました。


 天滝渓谷沿いの光景も,神秘的です。往復1時間ほど森林浴とマイナスイオンを浴びながら・・・滝も素晴らしいですが,行き帰りの渓谷で目にする光景も素晴らしいです。


 渓谷の流れ・・・滝ではありませんが,ついレンズを向けてしまいます。


 山路の脇からも,小さな滝がいくつも,山路を超えて天滝川に注いでいます。


 登山口に近づいてきました。ちょっと名残惜しいような気分です。


 登山口の駐車場から1キロほど歩いて,茶店のある県道近くの駐車場です。天滝と渓谷を堪能して2時間ほど森林の中に居たことになります。