堀ノ内


杉並教会 & 堀ノ内のお祖師様、2013年3月8日


 次に向かったのは杉並・堀ノ内です。丸ノ内線の方南町支線沿線なので、山手線で新宿まで出て、そこで丸ノ内線と乗り換え。



 丸ノ内線の新宿駅は、ホームドアが設置されていました。


 中野坂上駅で方南町支線に乗り換え、ホームの反対側に停車していました。荻久保からの反対方向の電車も到着して、方南町支線との乗り換えに配慮したダイヤになっているようです。



 そして終点の方南町です。頭端式の櫛形ホームではありませんが、東京メトロの駅では数少ない他の地下鉄や鉄道路線と接続がない単独終端駅です。



 方南町駅は、環七沿いの歩道に出入り口だけがある目立たない駅です。



 環七沿いに北に向かうと立正佼成会の大聖堂が目に入ってきます。



 神戸に戻る3月末までの約3ヵ月間、堀ノ内にある杉並教会に通っていました。



 3月末で引退して香川県で開拓伝道することになっていた小畑進牧師の説教と聖餐を受けたことは、私にとって、その後の転機(ターニングポイント)になったのかもしれません。



 カトリック教会と違って、プロテスタント教会は、日曜以外は堅くドアが閉じています。外側から建物を眺めて…



 杉並教会の北には、堀ノ内のお祖師様の参道のような道があり、商店が並んでいます。



 この参道の突き当りがお祖師様の境内です。この中華屋さんでお昼を食べた記憶があります。



 堀ノ内のお祖師様、妙法寺です。江戸時代には浅草よりも賑わっていたそうで、落語に「堀の内」という演目があります。



 杉並区の住宅地の中ですが、大きな木々も残っており、境内は静かな佇まいです。



 訪れた日は快晴で、境内は春のような長閑で優しい陽光を受けて輝いていました。私がこの寺を訪れていたのも1月から3月のこの時期です。



 境内に作家・有吉佐和子の碑があります。有吉佐和子はカトリック教徒ですが、堀ノ内のお祖師様の近くにお住まいだったそうで、この妙法寺をこよなく愛していたことから境内に碑が建てられたそうです。



 静かな佇まいの境内を歩きながら、当時住んでいた埼玉の三郷から杉並教会に通っていた3か月の短い礼拝、そして堀ノ内のお祖師様の境内で心鎮めていたこと…遠い記憶に思いを馳せました。