長崎市内


市電が走る町、2012年8月24日


伊王島を後にして、長崎市内へ。長崎のメインストリート・市電が走る大波止場通り(国道202号線)沿いの五島町のホテルに2泊です。車を置いてシャワーを浴びて…1日乗り放題の市電チケットが付く宿泊セットだったので、さっそく市内観光に向かいました。  大波止場に線路跡がモニュメントとして残っています。以前長崎本線は長崎駅が終点ではなく、長崎港駅という駅があったそうです。大波止場の南まで線路が続いて上海航路の最寄り駅だったそうです。その後貨物線として残っていたそうです。



 市電が走る街並みです。


 いろいろな車両が頻繁に行き来して市民や観光客の気軽な足として利用されています。長崎の街を訪れるのは3度目ですが、今まで100円だった運賃は120円になっていました。それでも安いです。



 市電の運転手が見る光景です。



 そして市電の車両内部の様子です。



 夕方前の中途半端な時間帯でしたが、どの電車も、それなりの乗車率です。1日乗り放題券があり、電車も頻繁に行き来しているので、適当に乗り降りしました。



 道路を車と共同利用できており、市電が街に溶け込んでいるような感じです。



 思案橋の停留所です。長崎の繁華街で「思案橋」はドラマや唄の歌詞に描かれることが多い地名です。かつては玉帯川が流れており、花街時代に遊郭へ「行こうか戻ろか」と思案したので名付けられたという遊郭への門前橋が「思案橋」だったそうです。



 思案橋と冠したアーケードと、その横に思案橋横丁があります。



 狭い路地には、呑み屋が続いています。



 「丸山」の地名…平戸島の川内港の傍の、小高い丘が「丸山」で、南蛮貿易が盛んだった頃にあった花街が、鎖国政策によってオランダ商館が長崎の出島に移され、花街も長崎に移って…「丸山」という地名も一緒に移ったようです。



 長崎駅前の停留所です。



 そしてJR長崎駅です。



 長崎駅は長崎本線の行き止まりの駅です。



 留置線というのでしょうか?長崎駅の脇の光景です。



 街中の停留所で来た市電に乗って、あてもなく市内を彼方此方、夕暮れ迫るまで彼方此方、下駄代わりに市電を利用して巡りました。