木ヶ津教会


平戸・木ヶ津、2013年8月23日


  根獅子のキリシタン資料館を後にして、紐差の町に戻って、県道60号線を南下して木ヶ津(きがつ)教会へ向かいました。木ヶ津湾に面した木ヶ津の集落からは、対向車とすれ違うのもやっとの細い道が、田畑や山間部の中を縫うように…。そして県道から少し入った田畑の中に木ヶ津教会があります。



 この辺りは、明治中期に黒島や外海、五島地方より開拓者として移住してきた方々が移り住んだそうです。殉教者の血を受け継いだ信仰は篤く、木ヶ津教会ができるまでは約4Kmの道を紐差教会に通っていたそうです。


 昭和37年(1962)に現在地に木ヶ津教会を建設したそうです。



 平戸の戸猶興館高校が体育館を建て替えた時に、古い体育館の廃材を活用して着工され献堂された建物です。



 残念ながら内部に入ることはできませんでしたが、聖堂内の壁には故永井隆博士による14枚の絵画・『十字架の道行』が掲げられているそうです。



 木ヶ津教会を後にして、県道60号線を更に南に進むと、どんどん道が狭くなり、林と田畑の中を一本の道が続く光景…



 紐差の町へ行くバスの路線があるようですが、週末は1日に6便だけです。



 更に南下すると、平戸瀬戸を望む海岸近くに出ました。



 その後は、平戸島の東海岸・平戸瀬戸沿いの田園風景の中のドライブです。



 途中で何箇所か、絶景のような光景を目にして、時々車を止めながら、ゆったりとしたドライブ…



 平戸瀬戸越しに見えるのは、松浦半島の九十九島になるのかもしれません。



 快晴ではありませんでしたが、時折雲の合間から射し込む日差しは、8月の下旬とは言え、結構強烈です。



 前津吉の町には港があり、前津吉からは海岸線沿いではなくて、平戸島を南北に縦断する国道383号線に向かって内陸部へ。

 県道60号線が国道383号線と合流する処に平戸のスーパー「マルセイ」があります。マルセイは中部店が紐差の町に、そして南部店が西中山町にあります。