転法輪寺

高野山真言宗 龍華山 転法輪寺
旧 明石郡中山村 (神戸市垂水区名谷町)

                                          2008年11月2日



  
転法輪寺は、垂水の街から福田川沿いのバス道(県道488号
長坂垂水線)を北に向って、神戸淡路鳴門自動車道の垂水
ジャンクションにある垂水IC近くにあります。           .

以前は、垂水からの山陽バスは、中山のバス停で奥畑行きと
木工センター行きに分かれており、その中山のバス停を北に
進むと転法輪寺がありました。現在は福田川沿いに新しい
バス道が出来て、奥畑行きのバスは名谷駅まで延長されて
います。木工センター行きのバスは、垂水警察署行きや、
学園都市駅まで延長されましたが、中山のバス停は、高架の
道路の上に移転しました。                    .

上の写真の左は、西中山のバス停附近から、東方面を見た
風景です。左の道が旧道で、右の道が高架になって、名谷
小学校のすぐ北辺りに中山のバス停が新しく出来ています。

上の写真の右は、旧道を進んで、中山の交差点辺りの風景。
交差点を直進すれば、奥畑、名谷駅方面で現在もバスが通って
います。交差点を右に曲がれば、名谷小学校を経て、福田川
沿いに垂水の街へ。そして左に曲がれば転法輪寺に至ります。



中山の交差点の真正面にある商店です。以前は、この店の真ん前に
バス停があったように記憶していますが、今は奥畑方面に10メートルほど
移動しています。                                 .


  
中山の交差点を北に進むと、別れ道が・・・。左が参道(歩道)、そして
右が車道との標識がありました。左の参道の坂を上がった処に、
新しいお堂がありました。                         .


  
転法輪寺の原生林が広がっています。周辺がどんどん宅地開発される中で
浄財で転法輪寺を買ったそうで、鬱蒼とした杜が残っています。       .


  
遠くから、微かに街の騒音が漏れ聞こえてきますが、鳥の鳴き声が
杜に響いていました。                            .


  
左の石段を上がると、拓けた処・転法輪寺の境内に到着しました。


  
左は・・・、新しくて案内板にも載っていませんでした。右は本堂のある前庭です。



洗手所越しの本堂です。

  
本堂の右隣にある護摩堂です。


 
左が本堂で、右が大師堂、弘法大師の金文字がありました。


  
左は弁財天、この池は時分には、蓮の花で埋まるそうです。
そして右が鐘楼越しの大師堂                   .



マリア灯篭です。高山右近が明石城主だった頃に、この中山村にも
キリスト教の信仰が入ってきたのか、それとも明石の町で信仰を
持った方々が、その後の弾圧で、この中山村まで逃れて、転法輪寺が
匿ったのか・・・キリシタンゆかりのお寺のようです。           .



本堂の奥には墓地があって、その前には無縁塔があります。


  
観音堂は、ちょっと離れた処、この坂道を上って・・・。
途中で崩れたままの石が・・・、神戸の震災で崩れたまま?


  
観音堂、そして観音像が野ざらしで建っていました。