2006年7月29日
7月末になっても梅雨明けしない7月29日。久し振りに晴れた週末に、市川沿いの播但道を経て、涼しいアンダーグラウンドの世界「生野銀山」と和田山の蒟蒻懐石料理「一粒」。そして交差点の斜向かいにある立ち寄り湯奥香の湯(天然温泉)に行ってきました。 |
生野(いくの)銀山、もう閉山してしまいましたが、 兵庫県内に古くからある銀山です。「生野」という地名は
奈良時代の「播磨国風土記」によると『昔、ここに人に 害する神がいて、行き来する人の半分を殺しました。これに
よって死野となづけられました。その後、応神天皇がこれは 悪い名だ、とおっしゃって、改めて生野にしました』が
発端だそうですが、「人に害する神」は実は「鉱毒」では ないかと言われています。
千数百年前に銀山が出来て、脈々と掘られていたようです。 露天掘りや、地中深く2〜300メートルまで坑道があったり するようですが、その中の1つが観光用に公開されています。 |
生野の辺りは分水嶺になっていて、生野のちょっと北の 峠の辺りに、銀山湖をつくる時に、移住した集落があります。
その近くに、南の市川になって播磨灘(瀬戸内海)に流れる 源流でもあり、北の円山川になって日本海に流れる源流とも
なる処があるようですが、以前探してわからなかったことが あります。 生野峠を越えて、播但自動車道の終点・和田山。そこに日本で唯一と言われている蒟蒻懐石料理の専門店「一粒」があります。 |
交通量の激しい一本柳の交差点近くですが、かなり質素な佇まいです。
左は、蒟蒻の筋です。結構歯応えがありました。
右は第一陣、手前の黒豆も蒟蒻製。蒟蒻のおおとろ、蒟蒻のわさびあえ
左は、お刺身風蒟蒻で胡麻味、大トロ等々とろける美味しさです。その奥は蒟蒻の焚物です。
右は蒟蒻の天ぷらと蒟蒻の雑炊です。米粒のような蒟蒻が使われています。
左は、蒟蒻のグラタンです。香ばしくて美味しかったです。
右は何でしょう?
蒟蒻の握り鮨でした。
右は、冷や麦風の蒟蒻です。100%蒟蒻ではありません。糸蒟蒻になってしまいます。
蒟蒻の握り鮨と、冷や麦風の蒟蒻に、蒟蒻混じりの雑魚ご飯
右がデザート、蒟蒻入りの甘味・羊羹でした。
奥香の湯・天然温泉
一粒とは、一本柳の交差点の斜向かいに天然温泉「奥香の湯」があります。
すべすべ系の湯、お薦めです。